【コロナ関連情報】11月6日、病院信号が黄色に
コロナの感染者数を指標としていたドイツですが、9月5日の記事でご案内しました通り、病院信号というものを指標にすることになっております。
この信号が黄色になったのを受け、翌11月7日から、規制が厳しくなりました。
今まで医療用マスク(普通の使い捨てタックを重ねたタイプのマスク)で十分だった場所でも、FFP2マスクというものが必要になる場所があります。
また、3Gという、つまり、2回のワクチンを接種し14日以上経った人、感染して6ヵ月以内の人、または抗原検査、PCR検査で陰性が証明される人という制約があった場所では、3G+という規制、つまり、抗原検査は無効となり、PCR検査が必要となります。
黄色信号で厳しくなった規制が解除されるのは、信号が再び緑になってからです。
11月のレーゲンスブルクは、寒く、朝は数時間霧に包まれる、典型的なレーゲンスブルクの天気です。
(ドナウ川が流れ、盆地のように周囲と比べると標高が低いため)
そして、11月最初の1週間を秋休みとしていたバイエルン州も、今日8日から再び学校が始まります。
私の身の回りにも、オーストリアなど、近場での旅行を楽しんできた人たちがいます。よって、学校側も対策として、秋休み明けの2週間(小学1~4年生は1週間)のマスク着用が再び義務化されます(あくまで病院信号に無関係です)。
ドイツのワクチン接種は、比較的スムーズに導入されていったと思いますが、結果的には、オリンピックを前に加速した日本の接種率と比べ、伸び悩んでいる感じです。
地区別に見ても、接種率に違いがあり、例えば日本人がたくさん住むドュッセルドルフのある地区などは接種率がいいのに対し、旧東ドイツであったザクセン州とか、バイエルンの接種率は低め。接種率が影響あるのかまでは突き止めていませんが、実際接種率が低い地区は、感染率が高いようです。
日本では12月以降3回目のワクチン接種(ブースター接種)が可能なようですが、ドイツでは9月以降、高齢者を中心に、比較的容易に3回目の接種が進んでいるようです。ただ、働き盛りの周辺の人を見ると、条件が2回のワクチン接種後6ヶ月を経過していないため、まだまだこれからです。例えば、私の知り合いを見ると、介護の仕事をしている人や、60代の大学教授もすでに3回目の予約が入っているようです。私自身は、一般人の中では早い時期に2回の接種を終えていますが、2回目の接種が5月半ばでしたので、もう一歩待たなければいけません。(私はブースター接種の対象とはなりますが、推奨されているのは60歳以上の人です。)
12歳未満の子供はまだワクチンを接種していません。そのせいで感染率が高くなるかといえば、そうではないように見受けられます。ドイツの統計のもととなるロバート・コッホ研究所のデータは、年齢層を均等に分けていないために単純比較ができず、ちょっと歯痒い感じです。高齢者の割合が少ないのはなんとなくわかるのですが、大学生や働き盛りの人たちの感染率が高いように一見見えるものの、ひと言で簡単には言えないようにも見え、その点断言が難しいようです。
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