ビアガーデン「シュピタールケラー」とウイスキー博物館

公開日 : 2021年08月14日
最終更新 :

レーゲンスブルクの醸造所のひとつ、シュピタールのビアガーデンといえば、石橋のたもとにある、「シュピタールガーテン」を普通は思い浮かべると思います。ここに座れば、すてきなレーゲンスブルクの風景(ドナウ川、石橋、大聖堂)がしっかり見えるので、おすすめ。私のブログでも何度か登場しています。

今回は、別のビアガーテンです。

旅行者に便利がいい場所ではありませんが、なかなかいい味を出したビアガーデンです。

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この日は私たちのグループ、6時からの夏祭りで50名以上で集まりました。

この写真の手前(写っていないところ)に私たちが陣取り、西に向かって撮影しています。

5年以上前だったでしょうか、経営者が変わり、多分それを機に、ビアガーデンそのものも大きくなり、隅に大きなトランポリンなどが設置されています。

普通、ビアガーデンにある、子供のための遊べる一角というと、小さな子供たちが遊べる砂場や滑り台のイメージですが、それに加えて大きな子供でも楽しめるスポットがあるので、家族連れにもありがたいと思います。

私が今回注文したのは、イエガー・シュニッツェル。

イエガーというのは猟師のことですが、メニューに書かれている場合は、キノコが使われていることを暗示しているんですよ。

それがシュバイツァー(直訳:スイスの)となると、チーズが使われているというように、こういう意味を知っていると注文するときに役立ちます。

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これは焼き色のついた豚肉に、生クリームベースのキノコのソースがかかっていて、付け合わせにミックスサラダと自家製シュペッツレ(小麦粉と卵、牛乳ベースの、バイエルン地方のパスタのようなものです)。値段は確か€14弱。

実は、ここには、ビールを昔製造する際に使っていた地下があります。昔は同目的の地下がレーゲンスブルクに40もあったのだそうですが、現存するのはたったのふたつ。かなり大きいんですよ。昔は、レーゲン川の氷を使って温度を6度に保っていたんだそうです。当時はロウソクの灯りが頼りだったとか。ロウソクの炎が消えるということは、酸素が十分でないということで、早く避難をしなければいけないというサインだったのだそうです。

今回、レーゲンスブルクのガイド仲間での参加で、こういったツアーを特別開催してもらったのでたぶん普段公開はしていないと思います。

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この写真(↑↓)の右側にある土の山は、ここ40年くらい前にプライベートな理由で地上に運ばれたのが、どこそこの隙間から下に落ちてきたのだそうです。汲み出すのが面倒くさいから、ということでそのまま放置されてあるのだそうです。

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それとは別に、私が非常に興味深いと思っているのは、近々? 新しくオープン予定という、ウイスキー博物館。

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これ(↑)が、入口の看板です。内部の写真はまだ一般公開前だからと、公にすることは残念ながら禁止です。

ただ、とってもすてきなんです。

まだセキュリティが整っていないので、棚には空間がたくさんありますが、照明もすてきで小さなステージがあるので、ちょっとしたライブミュージックを聴きながら、結婚披露パーティや、60歳の誕生日を祝うパーティとか、そんな企画も可能です。週に3~4日一般の人に向けてオープンし、テイスティングなどができます。また、6~7人以上の集まりで、ガイド付きツアーをしてもらえるようです。

オーナーは、どっぷりした体格の、ハンサムな40代くらいの男性。英語も交えて(まあ、ウイスキーに興味があるくらいですから、英語ができないとダメでしょうが)、とってもおもしろく、とっても興味深い話をたくさんしてくれました。

制限時間なんかに収まりきらないくらい、ネタがたくさんあって、飽きさせない話術。すごい!と思いました。

オープンしたら、私も主人や義兄などと一緒にぜひぜひうかがってこちらのブログでも報告したいと思います。お楽しみに。

それにしても、ここのオーナーがウイスキーを購入するときは、3本買い、1本保管、1本飲んで、1本はほかのヴィンテージウイスキーと物々交換するために使うのだそうです。そんなウイスキーは、高級なものだと、150万円くらいするんだそうです。それらを価値が上がる前に数万円で買っておいた、というコレクションなどがぎっしり(となる予定、いまはまだ一部しか展示されていませんが)。

世界でもこんなにたくさんの本数のウイスキーを扱っているウイスキー博物館はない、という規模なんだそうですよ。

ああ、写真を掲載できないのが惜しい。

でも、こちらがオープンしたら、そのときに写真は紹介できることと思います。

こちらのウイスキー博物館、ウェブサイトもまだ完成していないようですが、一応リンクを貼っておきます。

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