レーゲンスブルク南にある、プロテスタントの公園墓地

公開日 : 2021年08月09日
最終更新 :

プロテスタントの公園墓地に行ってきました。

レーゲンスブルクの南、大学にほど近いところにあります。

まず、衛星写真を見てみると、なんだか美しい予感。

天気のいい日の午後、暑いかなぁと思いながら出かけたら、大きな木が心地よい木陰を作っていて、心配無用。

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↑これは、南半分の中央にある噴水。

ここを中心に円形に広がるお墓もあれば、区画ごとに多少異なるのですが、整然として緑が多く、木陰もしっかりあり、水を汲むための場所やゴミを捨てる場所もほどほどのところに点在しているようで、とても「美しい」大きなお墓です。

隣人のお墓の掃除のために一緒に出かけたのですが、隣人曰く、ここにはジプシーのお墓もあるのだそうです。

実は私、このお墓に興味を持っていたのです。それは、1630年に友人を訪ねてレーゲンスブルクで亡くなった天文学者のヨハネスケプラーのお墓がここにあったのではないかということを長い間、私は勝手に信じていたからです。

実際は、1633年(30年戦争の最中)プロテスタントのお墓は崩壊され、ケプラーのお墓そのものも消滅しています。

この公園墓地の公式ウェブサイトをチェックしたところ、この公園墓地が完成したのが1898年の11月とのこと。

ケプラーのお墓は残っていませんが、駅の近く(北側)にある小さな教会、ペータースキルヒライン(Peterskirchlein、1806年)や、ケプラー記念碑(1808年)などに、ケプラーを偲ぶ石碑があります。

実際、とても豪華な、または古い墓石もあちこちに見られ、一部は文化財指定を受けているとか。

隣人のお墓も戦前からあるもので、古い石を新しくしたかったのに、許可が降りなかった経緯があるそうです。

手入れの行き届いたお墓もあれば、そうでないものももちろんありますが、美術品かと思われるような石像が、個人のお墓の石碑に組み込まれていたり、大聖堂の尖塔のような(↓)造りの墓石があったり。

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本当はもっとたくさん写真を撮りたかったのですが(それくらい美しい)、隣人の目もあるので、不謹慎かなと思い控えました。本当に美しいお墓でした。

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