オーストリア国境近くの山小屋「ホテル・マリア・テレジア」に宿泊して山登りを楽しみました

公開日 : 2021年06月21日
最終更新 :

レーゲンスブルクから2時間ちょっと南下し、オーストリアに到達する一歩手前(5~6km)の山小屋に遊びに行ってきました。

高速道路を降りると、いきなり風景が違うんです。

まずは家のスタイルが違う。ゲストハウスらしきものがあっちにもこっちにも。それぞれのベランダにはゼラニウムやペチュニアなどが飾られています。ドイツ、オーストリアの観光地のイメージにぴったり。背景には山が。そして合間の牧草地には牛や馬が放牧されていたりするのです。

ああ、やっぱり来てよかった......正直気乗りのしていなかった私は、旅に出たことにやっと喜びを覚えるのでした。

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宿泊した先は、ホテル・マリア・テレシア(↓)。大人数で集まるのに最高。山小屋全体を貸し切ることもできます。

もちろん、家族単位、部屋単位で借りることも可能で、料理など自分たちで作ります。ロマンスグレーの長髪を後ろでひとつにくくったとってもフレンドリーなお兄さん(おじさん)が、すてきな観光スポットなどを教えてくれました。

場所は、夏は山歩き、冬はスキーというところなので、料金設定は夏(5月~10月)の方がお得。

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正面玄関のところには、太い木から作ったすてきな机があります。

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シーツなどは自分たちで持参ということなので、部屋に入ったときは、こんな感じでした。5人が泊まれるスイートルームは、こんな感じです。

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ここは、ちょっとした憩いの場所。奥には多目的ホールがありました。

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ほかの部屋は見なかったのですが、雰囲気よし。台所も必要なものがたいがい用意されており、自炊ができます。テラスはどこも日当たりがよすぎるのが気になるところですが、そこについて文句をいうのはおこがましいかな、という感じ。

ここを起点とし、徒歩圏内で山登りが開始できます。いくつかあるコースの中から、私たちが出かけたのは、標高差700mの山頂です。

山道から眺める宿泊地バイエリッシェツェレという村はこんな感じです。

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道は変化があり、太陽が照りつけてたいへんだったり、木陰で涼しい風が吹いたり。

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途中には、牛が穏やかに過ごしていたり。

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山頂は少し平たい感じです。ヨーロッパの山の頂上には普通十字架が立っていて、そこで記念写真を取ったりします。私たちがここで昼食を食べている間にも、ふたりの若い男性が犬を連れて山頂へ到達。写真撮影のお手伝いをしたりしました。

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そうそう、この日はサッカーのヨーロッパマイスターシャフト、ドイツ対ポルトガルの日でした。サッカー少年もいるし、やはりサッカー好きのドイツ人と一緒に観戦するのは楽しい! 夕食の準備を手伝っていたので、ハーフタイムから私も観戦しましたが、ビール片手にサッカー観戦、これはやはり醍醐味ですね。4対2でこの日はドイツが勝ちました。

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夕食はグリル(バーベキュー)です。ドイツ人はグリルが大好き。この日は4種類のサラダがあり、おいしくいただきました。

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夕食が終わる頃には暑かった日中を忘れるように肌寒くなります。

火遊び大好き(?)な男の子が張り切って火をおこし、焚き火の開始です。そのうち辺りは暗くなり、みんなが焚き火を囲んで歓談。これはいつも同じパターンですね。

そう、私たちは5家族プラスひとりという団体です。わが家の場合は主人ですが、ミュンヘンの大学で地質をともに学んだ人たちがその後家族を持つようになり、過去15年以上にわたって毎年このような企画で山登りに出かけています。バイエルン各地からこの日のために集まってくるので、それぞれが地元のおいしいビールをケースごと持ち込み、みんなでのおしゃべりを楽しむのです。

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