無症状の人のための無料のコロナテストと、自宅で簡単に検査できる商品について

公開日 : 2021年05月28日

最終更新 : 2021年05月28日

筆者 : 吉村美佳

今日は、何ヵ月分ぶりに地元吹奏楽の合奏がありました。

私はすでに2回の予防接種は受けたものの、念のためコロナのテストを受けることにしました。

バイオンテック（日本ではビオンテックと言うようですが）の予防接種は、摂取後1週間で効果が現れるということですが、規則上は2回の予防接種後2週間というのが陰性証明がなくてもいい条件ですし、家族のうち3人が、喉が痛かったり、微熱があったので、とりあえず無症状な次男とふたりで近所の検査所まで出かけました。

わが家から徒歩5分ほどのところに、2ヵ所無料の検査をしてくれる場所があります。

ひとつは薬局。ここはインターネットで分刻みの予約をします。証明書は検査後15分後にメールで送られてくるのですが、予約制というのがネックでした。

今回は、もうひとつの検査所に行きました。

そこは、昔肉屋の店舗として使われていたのですが、閉店後何年も放置された場所で、ここ1、2週間ほど前から検査所として使われているのです。

コロナ・テスト•ステーション

無料のテストは、ここで予約なしで受けられます。

証明書も発行！

月曜日から金曜日　7:00～18:00

土曜日　8:00～13:00

ドアにはそんな張り紙があります。こちらは出口に当たるところですが、入口は扉が開きっぱなしになっていて、遠慮なく入れる感じです。

まず、入口の外で申請書に記入し、建物の中へ入ると、若い女性が完全防備でひとり座っていて、スムーズに検査をしてくれます。そして、そのあと別の扉から外へ出て10分ほど待つと、検査結果を手渡してくれます。

一方で、症状のある家族3人は、ここの検査所には行けませんから、検査薬などがセットとなったものを購入して自宅で検査です。1回分が3ユーロ75セントですから、現在の円相場で502円（1ユーロ＝133.92円）と、けっこうお高めですね。

とはいえ、コロナが怖いので、念には念を、です。

1箱に1回分が入っていて、これは違うお店で購入したので、2種類あります。値段は同じ。

小さな箱の方が検査がしやすく、いい印象を受けました。中身はこんな感じ。あとは、使った綿棒を捨てるためのジップロック付きの袋もありました。ゴミを入れるだけなのにこんなに高級なイメージの袋？と思いましたが。

また個別包装で、ゴミが多いという印象です。検査薬などが個別にアルミの袋に入っているのは仕方ないとは思いますが、5個セットなどで説明書や箱を減らす方が、いまの時代にあっているのですが。家族で使うには勿体ないです。

検査をしたら赤い線がどこに何本つくかで陽性か陰性かがわかります。検査は合計約1分。

検査薬を4滴垂らしてから15分から30秒で出てきますが、長女の友達の話では、陽性の場合10秒で反応した、とのこと。

2枚目の写真で下の方の箱には、こんなものが入っていました。

綿棒を厚紙の指定場所に入れて、検査薬を6滴垂らし、厚紙のふたをして検査薬がしっかり浸透するように押さえつけると検査結果が出る、というものです。

家族全員陰性だったので、とりあえずはひと安心。

今日集まった吹奏楽の仲間も、予防接種がまだな人はちゃんと検査をしてからの参加でしたし、検査する時間がなかった人のためには、私が今日購入した検査薬のセットを団体側が費用を負担して用意してくれていました。

ちなみに、ギムナジウムで、2日に一度行われる検査も、今回のように個別包装の同類の検査だそうです。ちなみに、会社の事業主などは、従業員のために自己負担でこのような検査薬を用意する必要があります。主人は現在ホームオフィスが中心ですが、現場に同僚と出かけたりすることもあり、いったん事務所で落ち合うときなどは、雇い主が用意した検査を使うことができます。こちらは個別包装でなく、5回分ほどが1箱に入っているのだそうです。