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ビール専門店「ディ・ビアオテーク」

カテゴリー:ショッピング・雑貨・お土産 / レストラン・料理・食材 投稿日:2021年4月29日

旧市街を久しぶりに自転車で走りました。
普段通らない道を通りました。
知っているはずの町も、いくつか違う発見があるのでおもしろい......。


すると、とある看板が目につきました。
一瞬「ビール(Bier)」という文字も読めますが、それと同時に「エロチック(Erothik)」という文字も読める看板なのです。
お昼少し前のこの時間、晴れた気持ちいい町をゆったりと通り抜ける私は、目を疑い、慌てて自転車を止めました。
もう一度看板を見ると、Bierothekと書かれており、ちゃんとしたビールのお店のようです。

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注)帰宅後、ドイツ人の主人に聞いてみました。ドイツ人として、この店名は「ビール+エロチック」って一瞬読めてしまうもの?
答えは、冷めた顔で首を横に振り、「全然......」とのこと。(苦笑)


2、3年前でしょうか、チャンスがあれば一度は行きたいと思っていたビール専門店が気づいたら閉店しており、同じ系列のビール専門店かつビールが飲めるバーも閉店。そう、このお店はレーゲンスブルクで唯一のビール専門店なのです。ですから、このお店を見つけた喜びは、私にとっては大きかったのです。


お店に入り、店員さんに撮影許可と取材許可をお願いしました。
時間も時間なので、ちょうどそのときはお手隙で、快くお話をしてくれました。
取扱いビールについての質問をすると、びっくりするくらい知識が豊富で、いろいろと説明をしてくれるのです。


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いまは残念ながら入荷ができないけれど、日本のクラフトビールも本来ならあるのよ、ということでびっくり。
基本は地元のビールですが、クラフトビールの取扱いも多く、または地元の人気メーカーの、(ビール好きな私が知らない)限定品のビールもありました。


値段は、ビールごとにしっかり値札がついているので、買う前に確認できて安心ですが、1本のお値段が€1.80くらいのものもあれば、€3.50くらいのもの、または特別なビールですと€6を超えるものもあります。


アフリカ大陸がモチーフとなったビールがあったので、質問してみたのですが、それも立派なレーゲンスブルクのクラフトビールで、地元の大企業に勤めている人が作ったクラフトビールだそうです。
(地元の大企業の)社名まで聞いてしまったので、へえ、おもろしろそうだな、調べてみよう!とビールの情報をネット検索すると、どのような流れでその会社が誕生したか、という話を含め、なんとビールの醸造についての詳細情報、つまりレシピがネットで無料公開されているのです。
しかも、なんと、この2021年4月22日に発売開始したばかりだとか。

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(いい写真でなく、すみません)


お店は半年ほど前にオープンしたというのですが、午前中はたいがいこの女性が店番をしていらっしゃるようです。
お話していると、とっても気さくで会話が盛り上がりました。


試飲でもどうぞといいたいところですが、できないのよねとおっしゃってくださったのですが、将来的には試飲なり、ちょっとしたバー併設なり、そんな方向にする予定はあるのか質問したところ、「飲める」ようにするためには、お客さん用のトイレが必要となり、衛生条件や手続きなど時間やコストなどが大幅にかかるので、この敷地面積では経営を成り立たせるためには無理という判断をされているようです。


お客さんがどのようにビールを買うのかをうかがってみました。
すると、夕方4時過ぎくらいには、ひとり1本という感じで買っていくお客さんが多い傾向にあるようです(店内には冷蔵設備もあり、複数のビールがしっかり冷やされています)。


前回3月末の週末に旧市街を歩いたときは、ドナウにかかる有名な石橋の周辺に多くの人が出ていて、2、3人のグループでコーヒーやビールを持って歩いていたり、立ち止まっていたりする人がいましたが、今日はその同じ石橋には、「マスクを6時から24時まで着用」という看板と、「アルコール飲料禁止」の看板が出ていました。
コロナの感染者数が増え、旧市街のあちこちでとアルコール禁止になっているのだと思います。


先ほどの店員さんのコメントは、正確にはちょっと前にコロナで制限が厳しくなる前は、ということなのでしょう。


ビールのリキュールなどもありました。
私も、一度ビールのリキュールを飲んだことがありますが、おいしいんです。
ただし、この店員さん曰く、おいしいものもあれば、おいしくないものもあるのだとか。そして、このお店で取り扱っているのは「おいしいもの」ばかりだそうです。


ほかにも、ビール醸造に関する本などもありましたし、お茶もありました。お茶は、ビールに使われているホップなどを材料に含むものであったりするようす。放置すると苦味が出るそうですが、せっかくドイツに来たのにアルコールは苦手だな、という方によさそうですね。

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ちなみに、↑写真左側のカーターティーKaterteeですが、カーターとはアルコールの摂取量が多いことに起因する頭痛のことを言います(同じスペルで、雄猫のことも指しますが、アクセントの位置が異なります)。
このお茶を飲むと、頭痛が治るのだそうですよ。試してみたいですが、さすがに私はアルコールが原因で頭痛になることはないので難しいですね。


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↑ビアザルツ(Biersalz)は直訳すると、ビールの塩ということですが、ビールのお塩かと軽く流して見てしまいました。でも、気になる商品ですね。


こちらはチェーン店でドイツ、オーストリアに展開しているお店のレーゲンスブルク店ということのようです。
この店舗の経営者は午後にときどきお店にいらっしゃるようです。というのも、この方旧市街内にそのほか2軒もカフェを持っているので多忙なようです。ちなみにそのうち1件は2018年7月に本ブログで紹介 しています。


ああ、今日は、偶然にすてきなお店を発見して、気さくな店員さんとお話しできて、いい1日だわとお礼を言ってお別れをしたあと、お店の外観をあらためて見てみました。


すると、実はここ、私が初めてこの建物を意識してみたときに、思わずニンマリひとりで笑ってしまった建物の一角だったのです。

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ニンマリ笑った理由は、この↑写真をご覧いただくと、少しわかるかしら?。


そう、あっちにもこっちにも歪んでいて、平たい面がない建物だからです。
その当時、観光ガイドとしてこの建物について調べようとしたのですが、手持ちの本には情報が載っていなくてそのまま放置していました。もしかして、この店員さん何かご存知かしら?とうかがったところ、そこは昔は修道院の馬小屋として使われていた建物なのだそうです。ご本人も、あまり知らないからそれ以上聞かないでということでしたが、そこまで聞いたら歴史をもっと調べたくなりますね。


もう一度、重要文化財についての本を開いてみると、地下はロマネスク様式、そのほかは1594年の建築のようです。ただ修道院について匂わすことは何も書かれていませんでした。
修道院はレーゲンスブルクにはたくさんありました(いまでもいくつも残っています)ので、修道院がどこにあったかをもう一度チェックすればわかるのでしょうが、ビジターセンターか博物館の模型で確認できるはず、と心当たりのある場所がコロナで閉鎖されているので、調べるに調べられません。


まだまだ謎は解けていませんが、今日のすてきな発見のご報告はここまで。

■Die Bierothek


・住所: Rote Hahnen Gasse 1a


・営業時間: 月~土曜 11:00~19:00


・URL: https://bierothek.de//stores/regensburg


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吉村 美佳

ドイツ・レーゲンスブルク特派員の吉村 美佳が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:吉村 美佳

吉村 美佳

鳥取県出身。学生時代、社会人時代にバックパッカーとして25カ国を歩き回るうち、南米エクアドルでドイツ人と知り合ったのが運命の分かれ目。2002年12月よりドイツ在住。レーゲンスブルク観光局公認現地ガイド。普段は教会やビッグバンドでトランペットを吹いたり、自宅でピアノを教えたり。フリーライターとしても。ご連絡は、こちらまで。 DISQUS ID @disqus_mvlVIuxrhK

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