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【コロナウイルス関連情報】イースター休暇の扱いでもめる会議

カテゴリー:お知らせ 投稿日:2021年3月23日

2021年3月28日まではロックダウンとされていましたが、またもや延長となりました。
「現時点」では4月18日までとなっています。
ロックダウンの期限は、今年に入ってからも次々と延長。具体的に見ると、2月14日→3月7日→3月28日→4月18日と今年に入ってから3回目の延長となりました。
未知のコロナウイルスが今後どうなるかは、誰にとっても予測不可能ですから、仕方ないですね。


先日も、ミュンヘンの大規模ホテルが、営業はしなくても、例えば各部屋の水道ひとつをとってみても、水道管内に淀みが生じないように常に蛇口をひねったりしているなどとかなりの労力と費用がかかっているほか、約束されている政府からの援助はまだ届いておらず、生存の限界だというニュースを読みました。


レーゲンスブルクの町なかも、銀行の支店や商店が、どんどん退去しているとニュースで読みました。世界遺産として、観光客が頼りの町なだけに、旅行が認められないコロナ禍では、経済がうまく回らないのは、大きな痛手ですね。


さて、レーゲンスブルクの大学病院の感染専門医の話では、各地の病院では、まだコロナ第2波の患者が退院しきれていない状態とのこと。集中治療室の医療チームも最大限の疲労を抱えている、ロックダウンの緩和を話し合う際に、集中治療室の別途の使用率がどれだけ高いかを検討するべきだ、とのこと。


ドイツ人にとって、いまの関心ごとは今週末から始まるイースター休暇。
また、スペインにあるマヨルカ島は、イギリス人やドイツ人に非常に人気がある観光地ですが、このイースター休暇に、多くのドイツ人が出かけるようです。アフリカで見つかった感染力の強い変異株のウイルスが、休暇明けにドイツに広がるのでは、というのが大きな心配のようです。


そうでなくとも、ここ3週間ほどで、感染者平均値はグッと増えているようです。
バイエルン州にある市や郡は96あるのですが、そのうち56が感染者数平均値が100以上、つまりコロナのホットスポットと呼ばれる地区にあたります。

この原因のひとつがイギリスの変異株のウイルスであり、地区によっては60~90%もの感染者がイギリスの変異株によるものだとか。しかも高齢者だけでなく、子供や若い世代にも大きく広がっているようです。若い世代=社会活動が上の世代に比べて活発、ということ。今後学校や職場などが非常に危なくなる可能性が高まる、という恐ろしいことにつながっていきます。となると、2週間のイースター休暇明けはいったい......?

ここレーゲンスブルク郊外も先週の1週間は日替わりでクラスの半分が出席しての授業がやっと可能となりましたが、今週は感染者数平均値が100を超えたため、再び全員が遠隔授業となりました。


さて、今日2021年3月22日午後、メルケル首相と各州の首相のコロナ関連の会議が開催されました。夜8時半頃からいつライブ放送があるのかと待っていました。ニュースの画面では、ライブ映像が常に見える形になっており、いつもの通りメルケル首相とベルリンの首相であるミヒャエル・ミュラー氏、バイエルン州の首相であるゼーダー氏などが座る椅子が用意されており、記者会見のための記者席が7席ほど画面上に見えています。どうやら見えていないところにもまだ記者が座っているようですが、入れ替わり立ち替わり、常に1~3名ほどの記者が画面上に映っています。


流石に0時を回ってメルケル首相自らがライブ放送に?とドイツ人の主人と話していましたが、メルケル首相は、体力的にも行動力的にも、知性でもほかの政治家を圧倒させ、うち負かせる人だから、ありうる!と言うのです。なるほどな、と思いました。


いままでもこの種の会議のあとはライブ放送があるのですが、夜8時半や9時くらいに会見があった翌日の朝8時半頃にはまた同様のライブ放送でメルケル首相は会議の結果を報告していたことがありました。ドイツの首相って、夜も朝もなくたいへんだなぁ、と感心したのは最近のこと。


話を戻して、この何も動きのないライブ画面。イースター休暇の対応で議論となり、一部の州首相は、休暇中にどこまで社会的接触が許されるかをはっきりさせたいと主張しています。メルケル首相は、それを厳しく批判する立場で会議をいったん中断させ、小さな集まりでの話し合いになったようです。それがすでに何時間も続いているのだと。


旅行好きのドイツ人が丸一年以上もまともな旅行ができないというのは、経済的な面だけでなく、いろいろな反感があるのはよく理解できます。が、とにかくコロナが落ち着くのを、世界中の人々が協力しあってできる努力をしていく必要があります。


深夜の0時26分を回りました。ときどき更新されていた夜10時のニュース記事ですが、今回の会議は未決着のまま終了したようです。
メルケル首相、各州の代表の方、お疲れ様でした。

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吉村 美佳

ドイツ・レーゲンスブルク特派員の吉村 美佳が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:吉村 美佳

吉村 美佳

鳥取県出身。学生時代、社会人時代にバックパッカーとして25カ国を歩き回るうち、南米エクアドルでドイツ人と知り合ったのが運命の分かれ目。2002年12月よりドイツ在住。レーゲンスブルク観光局公認現地ガイド。普段は教会やビッグバンドでトランペットを吹いたり、自宅でピアノを教えたり。フリーライターとしても。ご連絡は、こちらまで。 DISQUS ID @disqus_mvlVIuxrhK

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