【コロナウイルス関連情報】一歩前進!~ワクチン接種の可能性の高まりのおかげで

公開日 : 2021年03月04日
最終更新 :

2021年3月3日、メルケル首相と各州首相のコロナ関連の会議が開催され、新しい方針が出されましたので、お知らせします。

会議はオンラインで開催され、9時間弱もかかったのだそうです(いつもとっても長時間の会議になっているようですが)。

なお、次回のメルケル首相と各州首相の会議は、3月22日月曜日を予定しています。

3月28日まで「基本的には」ロックダウンが続く

バイエルンでは先立って営業している花屋、園芸店が、ドイツ全土でも8日月曜日から営業再開。ただし、過去7日間の人口10万人あたりの感染者数平均値(以下、感染者数平均値とする)が3日連続で増え続け、100を超える状況になる場合は、この許可が取り消される

自動車学校や航空学校などの営業再開

8日月曜日以降は、2世帯から最高5人までが同時に会ってもいい(14歳以下の子供の数は数えない)。ただし、感染者数平均値が35以下の地区では、3世帯から最高10人までが可能。一方、感染者数平均値が3日連続で増え続け、100を超える状況になる場合は、再び、1世帯プラス1人に制約される。

段階的な「日常への復帰」に向けてのプラン

今回発表された、段階づけをお知らせします。

段階1: 学校関係、美容院、理髪店

段階2: 本屋、自動車学校、航空学校 ただし、自動車学校や航空学校の場合、即結果の出るコロナ陽性反応テストの実施が必要

段階3: 小売店、博物館、ギャラリー、動物園、記念館、野外スポーツのうち、体の接触のない種目 これらは、8日月曜日以降で、感染者数平均値が50以下になった地区の場合、再開可能、感染者数平均値が50~100の場合、小売店では、電話やネットで注文したのちお店に取りに行くことが可能、博物館なども事前に予約が必要になる他感染者数平均値が100を超える場合は、再びロックダウン状況下の制約に戻る

段階4: レストランのテラス席、劇場、コンサートおよびオペラハウス、映画館、室内競技のスポーツのうち、体の接触のないもの、野外スポールでは体の接触をともなうもの ただし、感染者数平均値が50以下の場合。早くて22日月曜日以降、段階3の後、感染者数平均値が2週間以上にわたって悪くなっていないことが条件。感染者数平均値が50~100の場合レストランのテラス席は、予約した場合だけ利用可能、劇場などの場合は、即結果の出るコロナ陽性反応テストの実施が必要

段階5: 参加者人数50人以下の野外での催し事 ただし、早くて4月5日月曜日以降で、段階4の後、感染者数平均値が2週間以上にわたって悪くなっていないことが条件。小売店も、感染者数平均値が50~100の場合でも50以下の条件での営業が可能。感染者数平均値が100を超える場合は、ロックダウン状況下の制約に戻る

即結果の出るコロナ陽性反応テストにかかる費用は州が負担

即効性のあるテストは、学校に通う子供など毎週チェックすることになりますが、その費用は州が負担します。気をつけるべきは、ホームオフィスができない職種の場合、毎週チェックが必要ですが、この場合、雇い主が費用を負担します。

ワクチンの接種について

早くて4月以降、かかりつけの家庭医でのワクチン接種が可能になります。背景にあるのは、ワクチン接種を早く広めたいことと、臨時に設けられているワクチン接種会場で処理できないだけのワクチンを保有する見込みになるからです。また、これらワクチン接種会場は、今後も存在し続け、とりわけ優先順位の高い高齢者などに優先的に対応できるようにします。一方家庭医では、この限りでなく、優先順位にとらわれず摂取することが可能です。

ホームオフィスについて

ホームオフィスは、業務が許す限り、今後もできる限り続けます。4月30日までの延長。

IMG_0874.JPG

ドイツは4月にイースターをお祝いします。クリスマスも大きく祝えなかった2020年。今度こそは!という気持ちが強く、それに向けてコロナ関連制約を緩和しようという動きがありますが、バイエルン州でのコロナウイルス異変株に陽性反応を示した人の数値が気になるところです。

いったん減っていた感染者数平均値がまたずいぶん増えているので(例えばレーゲンスブルクは20前後にまでしばらく下がっていたのに、いまではまた60前後です)、緩和による影響が心配です。

ロバート・コッホ研究所の本日4日の数値は、レーゲンスブルク市が昨日よりもグッと良くなり54.9、レーゲンスブルク郡は、(50前後をずっと保っていましたがまたここしばらく悪めの数値で)57.7です。

今回の緩和政策も、状況が悪くなった場合、すぐ制約が強化される様にはなっていますが、とにかくコロナの状況が少しでも落ち着く方向に行って欲しいものです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。