【コロナウイルス関連情報】現状とコロナ対策議会の結論

公開日 : 2021年02月11日
最終更新 :

バイエルン州での現状

バイエルン全体ではコロナの感染者数が明らかに減っているものの、チェコとの国境沿いにある町ではいまなお感染者数が増えています。ちょっと気になったので、調べてみました。

すると、その鍵を握っているのは、(1)チェコの安い労働力を利用した製造業、(2)亡命者が住む地区、があるからのようです。

(1)の製造業では、従業員の研修などで、他地区との交流があったことも発覚、(2)の亡命者が住むところでは、この週末にも10人の感染者が出ました。そのほかにも、2ヵ所で開設されている臨時保育園で感染者が出たことから、関係者全員が自宅監禁中。

週末に、このティルシェンロイトとヴァルドザーセンでは1604人が陽性テストを受けましたが、そのうち871人がチェコとの国境を仕事柄常時行き来する人であり、そのうちの7人が陽性反応だったとのこと。

ティルシェンロイトでは、人口10万人当たりの過去7日間の感染者数がバイエルン州で最多の、383.1人となっています。(2021年2月10日0時現在、ロバート・コッホ研究所調べ)ちなみに、ここの感染者数は、2月2日の時点でも8日の時点でも、ドイツ全体で最多となっています。

ロックダウン延長について、本日2021年2月10日のメルケル首相と各州首相のコロナ対策議会の結果

2月14日までであったロックダウンが3月14日までに延長になるかがどうかが、もっとも大きな関心ごとでした。

ロックダウンは3月7日まで

学校の再開時期については、統一した決定は行われていない。

美容室は例外として3月1日以降営業再開

3月以降人口10万人当たりの7日間の感染者数が35で、お店の営業を再開

ロックダウンについては、メルケル首相は14日までにしたかったようですが、各州首相がおおよそ7日までというのを望んでいました。

いままでは2月14日までの予定であったものを、3週間延長になります。ロックダウンは7日までですが、コンタクトを最小限に抑えるという意味では、その後も同様です。

特に、メルケル首相は、異変ウイルスにはとりわけ注意深く対応することが大切であることを強調しています。

学校の開始時期については、各州の首相の考え方が合意に至らなかったのですが、メルケル首相は、3月1日を目処に考える方向で見ています。理由は、人口10万人当たりの7日間の感染者数が50程度になる見通しがあるからです。ベルリンやノルトライン=ヴェストファーレン州においては、2月22日からという考え方であるのに対し、バイエルン州は、より慎重である傾向にあります。

学校再開に向けての対策ですが、空気を入れ替えるための設備を順に導入したりするほか、教職員はソーシャルディスタンスを取りにくいので、予防接種を優先的に受けることができるようにしたいようです。

美容院が営業を認められるのは、身だしなみが整っていないと人々の気持ちにも影響する、ということのようです。私の身の回りを見ても、とりわけひどい髪型をしている人には出会いませんが、白髪染めを諦めて、ロマンスグレーに変わった人たちも何人かいます。逆にあまりにも小綺麗にしている男性がいると、いったいどのようにしているのだろう?と正直疑問に思います。

感染者数35になれば営業再開といっても、20平米当たりに顧客ひとりという条件つき。

博物館やギャラリー、または接客の距離が短い業種も含みます。

そのほかについては、次回3月3日(ドイツ時間)開催予定の議会で、メルケル首相と各州の首相が議論する予定です。

ちなみに、ドイツ全体での感染者数は、現在68.0です。これは、昨年2020年の10月24日(68.4)のレベルです。

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