【コロナウイルス情報】コロナ感染対策、ドイツの学校はどうなる?

公開日 : 2020年11月26日
最終更新 :

2020年11月25日、メルケル首相と各州代表が7時間に渡り話し合ったことが次々と発表になっています。

気になるロックダウンは、来年まで延長されるようです。ただし、家族で過ごすクリスマス時期は少し緩和されます。

一方、友達と過ごす大晦日は、ロックダウンを普段通り続けます。

11月のロックダウンの成果は期待していたほどは見られない、または死者や重病になる人も増えているようですが、

それでもいまのうちに厳しくしないといけないという姿勢は、各州代表共に共感しているところのようです(25日の会議に先立ち、各州代表が話し合った結果も12月20日まではロックダウンというものでした)。

バイエルン州のゼーダー首相は、クリスマスと年末年始を心配するほか、この休暇を利用して普段ならにぎわうスキー旅行を特にコロナ観戦の危険性が強いと注視しています。できるだけ旅行に出かけないようにと望む声をあげていますが、さすがに、「禁止」という表現ではありません。

ただ、私たち一般人も自分の楽しみばかりを追いかけないで、コロナ撲滅(というか、感染者数減少)に向けてみんなで協力していかなければいけません。

いずれにせよ、医療関係者、商店やレストランの経営者など、非常に苦しいときですし、高齢者や妊婦さん、健康上疾患のある方など、コロナにより危険を感じる人もたくさんいます。みんなで協力しあっていくことが大切。私もい一個人としてそれぞれが真摯に対応することを、切に願います。

気になる学校の扱いは?

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注目されていた学校をめぐるコロナ対策ですが、まず冬休みのスタートを数日早め、11月18日(金)を2020年最後の登校日とします。

これに対しては数日やめたところでどうにもならない、と一部反対の声が上がっているようですが、そもそもこういう問題はみんなが納得するものになるはずがありません。

また、小学生(1〜4年生)は、いままでマスクの授業中の着用は義務ではありませんでしたが、今後は小学生もマスク着用となります。

そして、ドイツでいつも注目されている7日間の人口10万人あたりの感染者数ですが、この数値が200を超えるときに限り、8年生以上、つまり日本でいう中学校2年生以上は半数が学校へ登校、半数が自宅学習となります。この年齢なら、自宅で取り組む学習にも、ほどほどの効果が出るとの考えからでしょうか。学校側も春のロックダウンと異なり、多少対応準備を進めているようですので、しっかりと家庭学習の教材が与えられるといいのですが。

本日発表の数字は、ドイツでいつも参照されている、ロベルト・コッホ研究所(2020年11月26日0時現在)の数字を見ると、パッサウで 428.0人、グンツブルク郡で 297.6人、ホーフ市で 270.6人、アウグスブルク市で 255.6人となっています。

ちなみにレーゲンスブルク市は 165.9人、レーゲンスブルク郡は 159.7人です。

ただ、先ほど調べていて気づきましたが、出典が異なると数字も大きく異なり、バイエルン州の健康および食料品に関する行政機関(LGL)の発表ですと、レーゲンスブルク市で201人、レーゲンスブルク郡で191人となっています。バイエルン州の場合、29の市と郡で現在は200を超える数字。そのうち最もひどいのが、パッサウ市で、352人、続くホーフ市で327人、グンツブルク郡で310人、アウグスブルク市で295人となっています。

地元のニュースのリンク先を見ると、これらの数字が出てきました。

チューリンゲンのヒルドブルクハウゼン(Hildburghausen)ではなんと、602.9人(出典 : ロベルト・コッホ研究所)。

比較として、同数字は、日本の場合、最も多い北海道で31.49人、大阪府で27.49人、東京都で20.73人となります(11月25日現在、NHKまとめ)。

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