【コロナウイルス情報】バイエルン州でのコロナの状況、第二波で春を大きく上回る
2020年11月には、部分的ロックダウンを挙げているドイツですが、その効果が数字に表れるかどうか疑わしいところです。
バイエルンの地元のニュース Bayerische Rundfunk で、そのグラフを参照ください(ドイツでは、日付は日、月、の順で書きます)。
棒グラフでその日の新規感染者数を、折れ線グラフで7日間の10万人あたりの感染者数を表しています。
昨日2020年11月16日、ドイツのメルケル首相と各州の代表が、その効果について話し合いました。
現状では効果が思わしくなく、コロナ拡大のスピードは多少は落ちているものの、十分ではないとのこと。さらに厳しくすることが必要と。
バイエルン州のゼーダー首相も部分的ロックダウンの延長と、さらに厳しくすることに同意をしています。
問題となるのは、学校での対応をどうするかということ。
現時点で大学はオンラインですが、小学校やギムナジウムなどは学校に全員が登校する形で行われています。2グループに分けて、半分の人数で授業という方向でも一応一旦準備が進められていましたが、結果的に11月の部分的ロックダウンで、そちらのルールが優先されることにより、実際はコロナに陽性反応があったクラス以外は普通に学校に通います。
学業は第一に、という考えがいまのところ貫かれていますが、ここがコロナの拡大の原因となりかねない部分でもあり、賛否が分かれているようです。一応授業中はマスクを着用していますが、子供同士が距離を置いているわけでもありません。学校側も、クラス単位以外の人との接触をなくすことには気を遣っているようですが。
来週水曜日2020年11月25日に、今後の方針が決められることになっています。計画的に国民が一丸となってコロナ対策ができるようにという配慮が見られます。
それにしてもニュースを読む限り、バイエルン州各地で若者の「コロナパーティ」が開催され、警察により解散するパターンが後を絶ちません。
わが家の近所でも、ティーンがお酒を買い込んで50人くらい公園に集まって、警察のお世話になっていたようです(幸いわが子は無関係ですが)。
ちなみに、レーゲンスブルクの本日発表の感染者数(過去7日間の人口10万人あたり)は、197.92人、レーゲンスブルク群の同数値は、218.48です。人々が病気になったときには、真っ先に家庭医と呼ばれる診療所に行きますが、ここの許容量も限界に近づいているそうです。風邪の症状が出ただけでも、学校に通うためには必ず医者にかかり、PCR検査をし陰性を確認しないといけません。腹痛や喉の痛みなども同様です。
今日はこんなにいい天気です。
用事があり、レーゲンスブルクの町に少しだけ出てきました。本当に久しぶりです。
ロックダウンですから、不要不急の外出はもちろん控えています。
町なかには観光客の姿はありません。当たり前、それもそのはず観光客の宿泊は不可能ですし、観光局ではガイドツアーも一切行なっていません。
一部のカフェはお店を閉めていますし、軽食屋はお昼時に昼食を求めて行列ができています。
クリスマスのライトアップが少しずつ準備され、ノイプファー広場には、いつもと違う場所にメリーゴーランドが設置されています。
クリスマスマーケットの用意ということなのでしょうが、これもどうなるやら(一応広場を越えて、範囲を広げて開催する方向で予定はされていましたが)。
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