【コロナウイルス情報】秋休み明けのバイエルン州。日本と比較してもその数字はびっくりするもの。

公開日 : 2020年11月09日
最終更新 :

1週間の秋休みが終わり、日常に戻りました。

土曜日のお昼、用事があり町に出ましたが、たくさんのお店が空っぽ。土地代が高いこの町で、賃貸料はいったいどうなっているのだろう、と他人事ながら心配です。知り合いで、眼鏡屋さんを一等地に持っている人がいますが、繁盛していてお店を拡張したばかりにコロナの影響を受けていました。いったい経営は大丈夫なのでしょうか。

大きな歴史あるカフェも、テイクアウトや配達では元が取れないからか、営業を中止していました。

近所のスーパーで食料品などを買うにあたって、あまり強くは思いませんが青空市場に行くと、いつもより混雑している様子はここしばらく顕著です。あちこちの屋台で、売り子さんの募集が掲げられていますし、人同士の間隔を空けることも手伝ってか、ものすごい長蛇の列です。もちろん皆さんマスクをしていますし、コロナの規則を守っての買い物ですが、「屋外」というのは人々に安心感を与えるのでしょうか。

コロナ感染者数は日増しに増え、数字を見るのが恐ろしいくらいです。

私の知り合いでも感染者がすでに6人も出ています。私も趣味の音楽活動は基本的に中止(個人の練習は可能ですが、合奏は無理です)。

いや、無理ではなく、方法を選んで継続しようとしているグループもありますが、私は自粛することにしました。なんせ、部分的とはいえ、ロックダウンですから、一人ひとりが自覚を持ってそれに向けた行動をするべきだと思うからです。

10月30日0時の時点で、レーゲンスブルクと、レーゲンスブルク郡の過去7日間の人口10万人あたりの感染者数は、それぞれ、84.3 と 79.9 でしたが、本日11月9日0時の時点では、それぞれ、216.9 と 171.6 にまで上りました。

この類の数字は、日本ではあまり使われていないのかもしれませんが、例えばNHKのウェブサイトでも、直近1週間の各都道府県別人口10万人あたりの感染者数として発表されています。例えば、11月8日のデータでは、北海道 15.54、沖縄 10.87、大阪 10.67、東京 10.14、愛知 7.11 などのように発表されています。これとレーゲンスブルクの200を超える数字を見ていただくと、その差の大きさに愕然としますね。

レーゲンスブルクは医療面ではかなり恵まれた環境にあり、死亡率も非常に低いのですが、コロナに感染すると危険だとされる高齢者と持病のある人たちの割合は人口の40%にもなるのだそうです。PCR検査も最近は私の周囲でも受けた経験をたくさん聞くのですが、その検査数もいまではかなり限界まできていて、一部は、メクレンブルク=フォアポンメルン州など、感染者数が少ない地区で検査されているそうです。

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