ドレスデン観光 旧市街を歩いた!〜ドイツ衛生博物館〜

公開日 : 2020年09月30日
最終更新 :

博物館は、主要駅からほど近く。

Deutsches Hygiene-Museum、直訳するとドイツ衛生博物館、となるのだと思いますが、内容はもっともっと広く、「人間」がテーマといった方が早いのでは?と思います。まずは、医学の発展に関わる部分。レントゲン技術、胎児の研究、義足の研究、などなど、当時いかに研究が進められていたか、という興味深いものから始まり、性についてをテーマにしたコーナーや、食事、食文化などについてのコーナーも。

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二日間有効のドレスデン・博物館カード(Dresden Museums Card)を事前に購入しておくと、 16の博物館へ入館できます。22€とお得です。

1930/31年にドレスデンで開かれたエキスポを機にここに博物館が出来たのだそうです。確かに30年代の建物!という感じです。

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©️ Deutsches Hygiene-Museum

博物館としては、変化に富んだ展示内容で面白い。子供にも面白いコーナーが絶対どこかにある。残念だったのは、本来、音声や画像などを使って知識を深めるタイプの展示もあるのが、コロナを理由にその多くが使用出来ないようになっていたこと。でも逆にいえば、コロナの波が落ち着いて平常の世の中に戻れば、魅力的な博物館の姿に戻る!という事でもあります。

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(ここでも使えるのは3台のうち1台だけ)

胎児については18世紀になって初めて研究が進んだようです。イラストや模型、いろいろな形で展示があり、非常に興味深く思いました。子供を産んだ経験のある女性は、きっと最初の妊娠のタイミングでその辺りは多少見慣れているものですが、それでもじっくり細かく見ると、胎児ってすごい!と改めて思います。

コロナウイルスの模型もありました。すごい!

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白内障の手術で埋め込まれるレンズも展示されていたり2014年にドイツでは、80万個ものそういうレンズが埋め込まれたのだそうです。

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次のコーナーは、生きることに欠かせない、食事や食材、調理器具などについて、でした。

1950年頃に使われていた台所の道具で、フロッテ・ロッテというのがあります。そんな展示もありました。

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実はこの道具、ドイツでは今でも使われています。2020年7月の記事でも私は使用しています。よろしければ、そちらの記事もどうぞご覧ください。

とても面白いと思ったのは、これです。これ。

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口ヒゲを生やした経験がないので(笑)私には苦労が分かりませんが、多少想像できます。

コーヒーを飲むときなど、確かに大変ですよね。

写真はガラスが反射して(携帯電話のカメラで撮影しています)分かりにくいのですが、コーヒーカップには、ヒゲが下に垂れ下がらないようにガードがあります。でも取り外しが出来なさそうですし、洗うのが難しいでしょうね。

以上、私がおもしろいと思ったもののいくつかを紹介してみました(写真の掲載には博物館の許可を得ています)。

ドイツ語または英語の解説を読むことによって興味深く進んで行くことが出来ますが、観光の中心地ではないので、日程の最初に組み込むと良いと思います。

■Deutsches Hygiene-Museum ドイツ衛生博物館

・住所: Lingnerplatz 1, 01069 Dresden

・開館時間: 火〜日曜日・祝日 10:00〜18:00(最終入館時刻17:30)

・入場料: 大人 9€、子供(16歳まで)無料、家族チケット 14€

・URL(英語): https://www.dhmd.de/en/

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