ドレスデンへの旅 〜宿泊施設、道路事情と建築物など〜

公開日 : 2020年09月28日
最終更新 :

主婦なのに、毎日趣味のトランペットを吹くことに明け暮れ、ブログのネタが溜まりに溜まっています。

8月末に家族で5泊6日の旅行に行ったことを、いまさらですが、少しずつご紹介したいと思います(忘れないうちに、書きためていました、はい!)。

ドレスデンは、ザクセン州の州都で、「エルベ川の真珠」とも形容される、かつての世界遺産都市(注:橋の建築にあたって、世界遺産としての登録が排除になることがわかっていて、橋の建築を続行ました)。

地理的にはベルリンからなら南へ約200km、ライプチッヒからなら東へ約110kmの位置にあります。

私が住むレーゲンスブルクからですと、車でざっと片道4時間ほどになります。

レーゲンスブルクからドレスデンまでの道のり

さて、レーゲンスブルクからここドレスデンまでは、まずA93(高速道路)を北上し、陶器の町セルブ(リンク先はヨーロッパ最大の陶器市に行ってきました。2019年8月の記事)を通り抜け、ホーフという町の一歩手前でA72を170kmほど走り、 A4に接続してさらに90kmほど。4時間15分くらいの計算になります。

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私たちが宿泊したのは、ドレスデンよりさらに東45kmにあるシュトルペン(Stolpen)に近い小さな村です。ここのフェーリエンヴォーヌング、つまり休暇を過ごすためのウィークリーマンションのような、家具や食器などがついた宿泊施設です(2泊以上で予約が可能です)。非常に良心的な価格で、大人2名まで、同一家族の子供なら何名いても追加料金なし。1泊€39、または1泊€35に加算されるのは、掃除のための€20だけ。チップをたくさんおいてもまだまだお安く、しかもとても親切なオーナーと、コーヒーや調味料などなど消耗品も自由に使ってよく(あとから次の人のために補充することが求められていますが)、おすすめです。

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なかなか立派なおうちです。2階にオーナーの一家が住んでいて、3階が私たちの住む場所です。

中庭も美しいです。

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私たちは、予約がけっこうギリギリだったので、小さい方のフェーリエンヴォーヌングしか空いていませんでしたが、こんな感じでした。

まずは、寝室。ここに子供たちを寝かせて、

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居間は台所と一続きになっていて、本来ソファがあるのですが、そこをベッドにしてもらって、

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台所スペースはこんな感じです。

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トースターやコーヒーメーカーなど、赤のBOSCHでした。ちゃんとブランド物です。必要なものは十分に揃っていました。これは、とってもありがたいです。

■Ferienwohnung Familie Fliedlich

・住所: Hauptstraße 59, 01909 Großharthau-Bühlau

道路、高速道路について

バイエルン州の高速道路を走り慣れている人には、ザクセン州の高速道路は少し違った印象を与えます。

まず、制限速度が時速130kmに設定されているところが多いです。

ドイツの高速道路は、制限速度がないことで知られていますが、なぜ、ここでは制限速度があるのでしょうか。

理由は、車線の幅が狭いことにあるようです。建設されたのが戦前、つまり古い高速道路は、幅が狭く、そして道がまっすぐかカーブ(対して新しい高速道路はなるべく曲線を多用し、運転していて眠くならないように常にハンドルを操作するように作られています)。

そして古い高速道路は、見通しが悪い。アップダウンが激しく、見通しが悪い部分も多いです。

ただ、走行するにあたって高速で走る車が少ないので、追越車線を利用するときも運転しやすいです(これについては、すでに2018年4月にも少し触れています。こちらをご覧ください)。

一般道路についてですが、社会主義の時代に村の道路は立方体の石畳で作られていましたので、その名残があちこちに見られます。石畳の質は非常によく、石と石の間隔が狭く芸術的です。当時は道路の中央がうず高く、左右が低く、極端にいうとかまぼこ型の道路があちこちにあったようです。現在は、その石畳を部分的に残し、半分、または3分の2程度がアスファルトになっているようなところもあります。

村と村を繋ぐ道路などはアスファルトですが、ここも起伏が激しく見通しが悪いところが多いですし、継ぎ接ぎのパッチワーク状の道路もときどきあります。

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建築物について

美しい。そのひと言。

何が美しいかというと、古き良き時代の建物がボロボロの状態で、または現在改築途中で、はたまた、美しく改築された状態で残っています。

ドレスデンの町そのものは、戦争で85%を焼失していますが、郊外はたくさん、そのような古き良き時代の建物が残っています。

そう、それはヴィラと呼ばれる高級住宅。社会主義がうまく機能して、お金がたくさんあった時代に建てられたものたちです。本当に美しい。

わが町、レーゲンスブルクでいうと、南西地区、ロザリウムというビストロレストラン(リンク先は2017年12月、ロザリウムについての記事です)や、オストドイチェ・ギャラリー(リンク先は、2018年1月、オストドイチェ・ギャラリーについての記事)がある地区近辺に、このスタイルの家が並んでいます。

町なかにあるのならまだしも、普通の住宅街にもこんな立派な家建ちが並んでいるんです。本当にすごい。美しい!

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また、レーゲンスブルクでは見られない、ファッハヴェアクハウス(Fachwerkhaus)、つまり、白壁のなかに木の枠組みが見られる家がたくさん。

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↑こんな屋根。車の走行中に助手席に座っていて、偶然写真を撮ったあとに気づいたのですが、なんかすごくないですか? こんな家建てちゃうなんて? 狙ったのか、知らずに建てたらこうだったのかが非常に気になるところです。

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