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ドイツではよく見かけるハリネズミ。ちょっと調べてみました。

カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2020年7月31日

夜な夜なやってくるハリネズミ。
わが家のご近所さんにもあちこちで出没している、そんなハリネズミについて調べてみました。


先日は猟師のためのカメラでハリネズミを撮影 しましたが、今は夏休み。11歳の息子がiPadで撮影していたので写真拝借!

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ここ最近は、22時頃になると、まだ餌がないかなと雨水を貯めるタンクの陰でハリネズミが待機しているようで、餌を置いて暗闇で静かに待っていると、陰からごそごそ音がして、ハリネズミが現れるのです。


わが家は、キャットフードをほぼ毎晩ハリネズミにあげています。
昨晩は、空っぽになったからといって、息子がお代わりもあげていました。
あの小さな体でよくこんなに食べるものです(小さいとはいえ、両手に乗せてちょっと余るくらいの大きさですが)。


その前の晩は、私自身がハリネズミの行動を観察していました。
じっとしゃがんで見ていたのですが、食べ終わると私のすぐうしろを通り抜けて行くのです。それでもって、私も首を反対に回そうと動いた瞬間、私の存在に気づいてか、急に駆け足で逃げていきました。


私の経験では家のなかで物音がなっても、声が聞こえても、電気がついたり消えたりしてもハリネズミは平気。
猫がそばに来ても平気(逆に猫が用心しながら通り抜けます)。


今回息子は、顔付近に触れることもできたそうですが、主人が子供の頃には、ハリネズミを手に持ったこともあるそうです。触ろうとすると丸くなって威嚇するのだそうですが、それを両手に乗せるのだとか。
確かに森の隣にある義母宅で以前同居していたときには、日中でもハリネズミを見ることができましたし、意外と近くで観察することもできました。ハリネズミの性格にもよるのでしょうか、それとも生活している環境によるものなのでしょうか、よくわかりませんが、とてもかわいい動物です。


ドイツに来て間もない方々、もしかしたら庭にハリネズミが来ているかもしれませんよ。
簡単に見つけるためには、まず、「糞」探しから。黒っぽい細い落し物を探してください。もし見つけたら、夜、餌を置いておくと、毎晩でもやって来て食べてくれます。


普通、ハリネズミの主食となるのは昆虫などですが、雑食性で台所の残り物も喜んで食べてくれます。
りんごの芯や、チーズの端っこ、余ったパンとか、よく聞く餌ですね。


まあ、普段は生で見ても、暗がりなのでこの写真と似通ったレベルでしか見えませんが、2019年の10月に、知人が、母親を失った小さなハリネズミを保護し、育てていたことを思い出し、連絡をとってみました。
その当時の写真を紹介します。

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2019年10月8日©️Maria B.


ここのご家庭には、どうやら保護されたハリネズミなどがたびたびやって来るようです。そんな動物保護のボランティアをされているのでしょうか。近くにある幼稚園のハリネズミ組さん(ここの幼稚園は、動物名がクラス名となっています)が、ハリネズミの保護期間中に訪ねて来たりするそうです。
当時のやりとりで私も学んだのですが、まだ幼い離乳したてのハリネズミに与える餌は、同じキャットフードでも、ソースが入ったものやジェル状で固めたものはダメだそうで、ペースト状のものを与えるのだそうです。


ドイツでは、珍しくはないハリネズミです。
大きな庭を持つ家庭では、冬場の寝床と称して枝や枯葉を山積みにし、雨が染み込まないようにバケツなどを(入口を確保しつつ)斜めにひっくり返して、寝床を作ったりしているところもあります。


私もなんとなく見ていたハリネズミについて、もう少し知りたいと思い、調べてみました。
ここに、それをまとめて皆さまと共有したいと思います(日本語とドイツ語で、ネット上でハリネズミについて検索してみました。出典元が異なれば、数値も異なるのですが、だいたいの数字をまとめて簡単に紹介します)。


一回の出産で、3〜4匹の赤ちゃんが生まれ、体長2.5〜5cm、体重が10〜18g。小さいですね。寿命が2〜7年。
ドイツ語バージョンのウィキペディアによると、年に1回出産(暖かい地区では2回)で、30〜48日の妊娠期間を経て、1〜11匹の赤ちゃんを産むのだそうです。ヨーロッパに生息するハリネズミの種では、普通は4〜5匹、ということですから、種類によるのですね。


生まれたての赤ちゃんは、まだ針が柔らかいそうです。それは、もちろん母親を傷つけないためですが、それでも100ほどの針があるそうです。そして、大人のハリネズミは、なんと7000本。
生まれて20日ほどは巣の中で過ごし、生後12〜24日もすれば目が見えるようになります。1ヵ月半は母乳で育ちます。6〜12ヵ月で繁殖可能になります。
大人のハリネズミは、身長およそ32cm、体重が450〜700g。


自然に生息する限り、寿命は3〜7年と推測されていますが、ドイツでは、路上で交通事故を理由に死ぬハリネズミが非常に多く、なんと年間で10万とも25万、50万ともいわれる数のハリネズミが犠牲になっているそうです。


自然界には、アナグマとフクロウが天敵としてあげられますが、あれだけ針に囲まれてダンゴムシのように丸くなってしまえば、本当に敵も何もありませんよね。
わが家の猫も避けて通っています(笑)。


実は、この記事を書くにあたり、上述の知人に写真使用の許可をとったところ、もっとたくさんすてきな写真を送ってくれました。ここで、大サービスの大放出! かわいいハリネズミの写真を一緒にお楽しみください。

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©️Maria B.


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©️Maria B.


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©️Maria B.


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©️Maria B.


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©️Maria B.


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©️Maria B.


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吉村 美佳

ドイツ・レーゲンスブルク特派員の吉村 美佳が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:吉村 美佳

吉村 美佳

鳥取県出身。学生時代、社会人時代にバックパッカーとして25カ国を歩き回るうち、南米エクアドルでドイツ人と知り合ったのが運命の分かれ目。2002年12月よりドイツ在住。レーゲンスブルク観光局公認現地ガイド。普段は教会やビッグバンドでトランペットを吹いたり、自宅でピアノを教えたり。フリーライターとしても。ご連絡は、こちらまで。 DISQUS ID @disqus_mvlVIuxrhK

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