自宅で過ごす時間が多い今、作り置き料理もいいですね。トマトソースのおすすめ

公開日 : 2020年07月10日
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わが家は、食べ盛りの子供が3人もいるのですが、いつの日か、毎週木曜日はパスタの日、と決まってしまいました。木曜日は私たちそれぞれに夕方予定があり、夕食を食べる時間がバラバラであるから、というのがその経緯です。

パスタに合わせるトマトソースが、わが家ではこだわりの一品なのですが、実は非常に簡単。今回はその作り方を紹介します。

それは、私の義母が若い頃にイタリアで家政婦の仕事をした経験があるということで、イタリア・ナポリ仕込みのトマトソースに起源があります。

材料は簡単。分量も適当。炒めるためのオリーブ油、玉ねぎ(粗みじん)と人参(粗みじん)、セロリ、たくさんのトマトの缶詰。味を整えるのは、わが家では人参、セロリ、ネギ、パセリの根と大量のお塩を材料に作ったものを使いますが、そのあたりのスープ用の根菜やスープストックなどを使ってください。

大事なのは、玉ねぎを炒めるときに鍋に油のほか、少しのお砂糖を入れ、しっかり飴色になるまで炒め、そのあと人参を入れること。トマトの缶詰を入れる前に、人参が柔らかくなっていること、です。トマトの缶詰で十分に水分があるので、水は足しません。缶詰をきれいにするために少量使ってもいいですが、あれば安物の赤ワインを使ってもいいですね。

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トマトの缶詰をたくさん(通常の大きさのものに換算するとおよそ13個分)を使って何時間も何時間も煮込んだものです。あまり美しい写真ではありませんが、鍋内側の左の部分をご覧いただくと、煮込んで分量が減っていることがおわかりになると思います。

ドイツでは丸いセロリが一般的ですが、このときばかりは、日本でもおなじみの細長いタイプのセロリを使って、玉ねぎ、パセリの根、人参などと一緒に最初しっかり炒めてからトマトを加え、ゆっくりじっくり焦げつかないようにときどきかき混ぜながら、煮込みます。

これを濾して、最終的には容器にわけ入れて冷凍する、または、ジャムを保存するときのように密閉して冷暗所で保管する、と非常に便利な非常食です。

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上の写真は、フロッテ・ロッテと呼ばれる濾すための道具です。活躍する場はそんなにしょっちゅうあるわけではありませんが、面倒な作業であるものの、おいしいトマトソースになります。時間がなければ、というか一般的にはミキサー系の道具(ドイツではピュリアシュタープと言われる道具を使います*リンク先はドイツ語のウィキペディア)。

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パルメザンチーズを上にふりかけ、バジルの葉を飾ったりすれば、もう言うことなし。子供は毎日でも食べてしまいそうな勢いです。

パルメザンチーズについては、ラムソンという食材の紹介をしたこちらのページで、ドナウ市場のおいしいチーズのことを少し書いていますので、合わせてご覧ください。

正直、ドイツの一般家庭でこだわりのトマトソースを作る家はあまりないと思いますが、本当においしいソースに仕上がります。ひとり暮らしの人にも時間のある週末などに作っておくこと、おすすめします。

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