バイエルン州コロナの規制緩和状況〜大幅に緩和!(2020年6月17日発表分)
カテゴリー:お知らせ 投稿日:2020年6月20日
2020年6月17日火曜日に決定、17日水曜日以降からの実施
隣州のチューリンゲンと異なり、バイエルン州では、今だにマスクの着用義務があります。
義務となるのは、公の場、例えば、バスや電車の中、お店、娯楽施設や文化施設などです。
また、今まで家族や同居をしている人、およびもう一家庭と集まることしか許可されていなかったところ、6月17日以降は10家庭以内からの10人までが集まることが可能となります。
各家庭で集まるにあたっては、人数などの制限ではなく、それぞれが1.5m以上の間隔をあけることができるかがカギとなります。室内などでは十分な換気が必要です。
今までは、お店や博物館、動物園などの娯楽施設は20平米につき1名という制約がありましたが、6月22日(月)からは10平米あたりの顧客または訪問者が1名という制約になります。つまり、今までと比較してほぼ倍の人が許可されるということです。
マスクの使用についてですが、レジ係、店員、従業員などすべての立場でのマスク(マスクでなくとも鼻と口が覆われる布)着用義務がありましたが、顧客との間に透明の防御設備が用意されている場合(実際大概のお店などで設置されています)は、レジ係などのマスク着用義務がなくなります(顧客はマスク着用義務あり)。
6月8日(月)以降バイエルン州での屋外プールの営業は始まっていましたが、22日(月)からは、屋内プールやホテルの屋内プールなどの営業が、ウェルネスやサウナの施設も含め、開始することが許可されました。衛生管理の条件などについては、現在検討されている途中です。
現状、レストラン、カフェ、ビアガーデンは、22時までの営業が許可されていましたが、22日(月)からは23時までの営業が可能です。よって、友人などが集まりやすい環境がさらに広がるのですが、机に着席していない場合には、今後もマスクの着用義務が残ります。つまり、お店への出入りのとき、トイレに行くときにはマスクが必要です。
今までは、家族のみでの開催でしたが、今後は、結婚式や誕生日会、葬儀、学校や講座の終了パーティ、組織の定例会、会社内での祝賀行事など、屋内では50名以内、屋外では100名までの集まりが可能となります。そのあとは7月にさらならる制限緩和が行われる見通しです。
現状では、8月31日まで、これら大きな集会やイベントごとの開催は禁止されています。が、今後この制限が延長される可能性があります(詳細は未発表です)。
映画、劇場、コンサートホールの類は、今週6月15日(月)以降すでに許可されています。今までは屋内で50名まで、屋外で100名までの制限でしたが、今後22日(木)以降は、屋内で100名まで、屋外で200名までと制限人数が倍になります。ただし、マスクの着用は義務です。
数ヵ月の間、コーラスの集まりは禁止されていましたが、22日(月)より、1列並びで、かつそれぞれが最低2mの間隔を空け、空気の入れ替えをすること、時間をある程度制限することにより、再び可能となります。
22日(月)より、団体旅行が可能です。観光バスの運行にあたっては、公共の交通機関と同等の制約が課せられます。マスク着用の義務はありますが、全席使用することができます。
キャンプ場の運営も、水周りなどの公共の場所も、使用可能となります。
ミサは、5月4日以降認められていました。ただし、信者間に2mの間隔を保つこと、マスク着用、60分以内が条件でした。
22日(月)からは、1.5m間隔という緩和された条件になります。
スポーツの分野では、参加者数20名という上限がありましたが、22日(月)以降は、空間の大きさに応じた人数制限となります。
すでに段階を追って、幼稚園、学校、学童はスタートし、7月1日以降は、すべての生徒が(学校は1週間交代で)通えるようになります。9月以降は通常通りになる予定です。
専門学校、大学は、今後もオンラインが続きます。専門学校では、15日(月)以降、小さなゼミ単位の活動は、衛生条件などをクリアした場合、認められています(4月以降、専門学校の実験などの個別の活動は認められています)。
現状かなり厳しい条件下でのみ、訪問は可能です。今後規制を少し和らげる予定ですが、日程は未発表です。
現状、緩和の目処はまだ立っていません。