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【新型コロナウイルス情報】少し緩む規制

カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2020年4月17日

ドイツで最も感染者が多いバイエルン州でも、外出自粛は2020年5月4日までと、期限が延びたものの、少しずつ規制が緩んでいく兆しが見えてきました。月曜日から800平米未満のお店と、ホームセンター、園芸店が営業を再開することになりました。美容院は、5月4日以降に営業再開可能のようです。


お店や近距離の交通機関の利用では、マスクを義務化したいところだけれども、マスクの数が足りない現状なので「義務」とはせず「着用が好ましい」という程度に留まっています。

学校は一部4月27日から再開しますが、ギムナジウムといわれる5年生から大学入学まで一貫した進学校は、5月11日からとなりました。1年生から4年生までの小学生と幼稚園はまだまだ自宅待機です。


大人数が集まるイベントごとは8月31日まで禁止。ですから、バイエルン州ではクリスマス市のほかに最も大事な夏の市民祭がなくなってしまうことになります。
ちなみに毎年9月に行われる世界的なビールの祭典、ミュンヘンの市民祭であるオクトーバーフェスト(2020年は9月19日から10月4日予定)が開催されるかどうかは、ここ2週間程で発表される見通しです。


一方、今更ですが、私も日常生活の写真を少し撮ってみました。
ドイツでは、地区によってゴミの収集が違いますが、私が住むレーゲンスブルクの近郊の自治体では、プラスチックゴミやアルミニウム、瓶などのゴミは、個人で指定された場所に捨てに行きます。新型コロナウイルスの影響で、空いている時間が短縮されているだけでなく、一度に乗り込める車の数も20台から10台に制限されています。

IMG_4463.JPG

そのおかげで、順番待ちの車が道路に50台以上。人間が生活する以上ゴミは出るものですし、家族全員が自宅で過ごすと、その分食料品から出るプラスチックゴミなども増えると思います。それなのに、時間短縮、入場制限。ちょっと皮肉な状況です。
私はあえて自転車でこまめに運び込むので、そんな車を通り抜けてゴミ捨てができます(一応管理の方に声をかけて許可をもらってから入場していますが)。


さて、買い物の方はどうでしょうか。
店内に並ぶ商品も、もちろん品切れもありますが、どうしても必要な場合は、数軒はしごすれば、トイレットペーパーでもキッチンペーパーでも、パスタや缶詰系、なんでも揃うと思います。または品薄であっても、選り好みさえしなければ、たいがいは購入可能です。


逆に、2020年の今年はイースターを大きく祝うことができなかったので、イースターになる前から関連商品は値下げされて売っていました。それにもかかわらず、商品が大量に余っているようです。毎年、時期を過ぎたチョコレートなどは値下げしますが、今年はその数が半端ではありません。

IMG_4465.JPG

写真内の値札が赤い物は値下げ商品です。


レジに並ぶときは、2mの間隔で床にテープが貼られているので、それを皆さん守っていらっしゃいます。
IMG_4464.JPG


でも、正直いって、皆さんが意識されているわけではありません。人と人との間隔。
わが近所の人や、知り合いの年配の方、店員さんなどもこちらが意識していないと距離を保ってくれません。ただ今の時期、相手から距離を空けようとすることが、「意地悪」ではなく「常識」であるわけなので、本当に変な世の中ですね。


近所の人との人付き合いはどんな感じでしょうか。
天気がいいので、皆さんお庭で過ごされる時間も長くなりました。特に小さな子供を抱えた家族はお庭での時間が長いと思います。
普段共働きの家族も、この機会を利用して、お庭仕事やDIYに精が出ているようです。


お互い距離を保つようにはしていますが、普通に会話を楽しむことができます。または普段あまり出会わない人でも、ジョギングやお散歩と称して近所を出歩く方が多いので、庭仕事をしていると塀越しにお話しすることもできます。
やることもないし、子供が退屈するからと近くのアイスクリーム屋さんに1日1回通う親子もいます。


人々の心は深く沈んでいるというよりは、前向きに見て、この状況下でいかに楽しむかを工夫されている人が多いようです。
そして普段あまり雑談をすることのない近隣の人と会話ができて意外といいかも、とポジティブに捉えていらっしゃる方もいます。


近所のケーキ屋さんには、トイレットペーパーの形をしたケーキを売っているようです。三段重ねの生地で中にさくらんぼが入っているそうです。ドイツ人、茶目っ気がありますね。


今日は、ドイツ人の知人から、いちごの苗の写真が届きました。そこには、いちごの種類が書かれていましたが、まさに「コロナ」。人気種で、わが家にもあります。流石にそれは思いつかなかったと、笑ってしまいました。


人々の気持ちは、少しずつ緩み始めかけた規制で少し余裕が見られる感じもしますが、ちょっと心配なニュースもあります。
ドイツの医療事情が他国に比較して恵まれているのは、あちこちのニュースで読み取れますが、実はドイツの医療関係者の感染も多く、現状で6395名が感染、そのうち8名が亡くなったとのこと。しかもここ2週間で感染者の数が3倍になったそうです(2週間前は2300名でした)。

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吉村 美佳

ドイツ・レーゲンスブルク特派員の吉村 美佳が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:吉村 美佳

吉村 美佳

鳥取県出身。学生時代、社会人時代にバックパッカーとして25カ国を歩き回るうち、南米エクアドルでドイツ人と知り合ったのが運命の分かれ目。2002年12月よりドイツ在住。レーゲンスブルク観光局公認現地ガイド。普段は教会やビッグバンドでトランペットを吹いたり、自宅でピアノを教えたり。フリーライターとしても。ご連絡は、こちらまで。 DISQUS ID @disqus_mvlVIuxrhK

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