【新型コロナウイルス関連】マスクの使用についてのドイツ人の考え方、バイエルン州での状況など

公開日 : 2020年03月27日
最終更新 :

ドイツのスーパーマーケットは、相変わらずトイレットペーパーは多くのお店でほとんど売り切れ状態です。

3月25日に買い物に出たときは、近所のお店には、トイレットペーパーが普段3種類たくさん置かれているもののうち、2種類が入荷したてのようにたくさん積まれていました。

一方、長期保存可能な牛乳は、一瞬売り切れだらけになったかとは思いますが、すぐに数店舗でほどほどの在庫が確保されるようになっていました(そうでなくても、どこの店舗でも冷蔵スペースには牛乳があったので、困りませんでしたが)。

さて、地元のニュースによりますと、トイレットペーパーは2月の売り上げに対し、3月は700%に跳ね上がったそうです。

乳製品は、レストランなどの営業が禁止されたことから(その分一般家庭での消費が増えるであろうにもかかわらず)、値下げされているようです。

トラックの運転手がお店に入って昼食を取ったりすることができないからと、ラジオでは運転手の生の声を聞こうとしています。

散歩する人と行き交うときも歩道を譲り合って、お互いの距離を保ちながら、お店でのレジは、徹底して1.5mまたは2mの距離が保たれていますが、商品棚に手を伸ばす人の多くは、あまり意識していなかったりするので、こちら側が気をつけなければなりません。

私もドイツ語のニュースをできる限りチェックしていますが、以前私がリンクを紹介したWHOの統計データは、最新の情報でないことがわかり、その後なるべくアメリカの大学John Hopkins University のWebサイトを確認するようにしています。

私が買い物に出かけるときも、マスクをしている人をときどき見かけるようになりました。一方で、医療関係者のマスクの数が足りなくなるということもあり、マスクに対する是非も問われています。健康な人はマスクをする必要がない、というのがドイツ人の中での一般常識のようです。見識者の見解では、健康な人がマスクを使っても、身を守ることはできないのだそうです。

マスクの効果について、おもしろいビデオを見つけました(日本でも見られるといいのですが、一応リンクを貼っておきます)。

とにかく、ドイツの公のWebサイトを読んでいると、マスクを個人が買うこと、特に、医療用のマスクを個人が買うことについては否定的な書き方になっており、マスクを着用することで、安心感を感じる人は、自分で縫った布製のマスクを着用することをすすめています。そして、その縫い方についてまで丁寧に情報が提示されています。ここレーゲンスブルクから40〜50分離れたシュトラウビングの町では、家にこもっている女性たちが、そんなマスクを縫って必要な人に提供しているそうです。

なお、バイエルン州の厚生省のWebサイトでは、新型コロナウイルス感染者についての数値の推移や、年齢、性別の棒グラフなどが提示されています。ドイツ語のみになりますが、関心のある方はこちらのWebサイトをご覧ください。

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