世界で一番古いレストラン、Röhrlに行って来ました。

公開日 : 2019年11月29日
最終更新 :

レーゲンスブルクのすぐそば、アイルスブルンEilsbrunnにある世界で一番古いレストラン、Röhrlに行って来ました。

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レーゲンスブルクの東、車で40分ほどのところにある町・シュトラービングにある同名の醸造所のRöhrlとは実は親戚関係で、どうやらこのアイスブルンから1881年に移住したJosef Röhrlが、醸造所を買い取ったようです。(2008年にミネラルウォーターで有名なLabertalerがこの醸造所を所有しています。)

1658年以降、現在の経営者Röhrl一家によって経営され、現在はその13代目。建物の基礎は今から1000年前のものですが、30年戦争で崩壊し、再建されたものです。2010年にギネスブックに記載されました。

さて、このレストランは歴史があるだけでなく、とても良い雰囲気です。夏に外で座っての食事も良いですし、建物の中での食事もバイエルンのレストランに期待される雰囲気を十二分に持っていて、おすすめ。

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実は、我が家がここのレストランに普段で向かない理由のひとつがビールだったのですが・・・

メニューを確認すると、いくつかの醸造所のものを扱っています。例えば、黒ビールは、このブログでも何度か紹介している、ヴェルテンブルクのものが飲めます。白ビールは、銘柄がふたつあり、Röhrlとシュナイダー。ただし、シュナイダーのものが欲しい場合は、注文する時にその旨はっきり言わないと、Röhrlのものが自動的に出てくるので注意が必要になります。

私は、正直このRöhrlのビールは好きではありません。この日、私は少しここの白ビールを飲んでみましたが、思ったより良かったです。それぞれの嗜好によって勿論異なり、決して悪いものではないとは思います。

さて、料理ですが、シュニッツェル(とんかつ)はおいしかったです。写真は、子供用のシュニッツェルです。

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大人向けには、自らの狩猟でとったというイノシシ料理がおすすめかな、と。

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ただし、この日曜日に出て来たものは長い間オーブンに入れていた、または作って時間がたっているものを温めていた感じの乾燥した感じ。脂が乗ったおいししさは全くなく、がっかりです。ソースも少な目で、普通ソースが余るくらいかけられているのが、ここでは、クヌーデルを食べ終わる前にソースがなくなってしまうくらい。とはいえ、クヌーデルやソース自体はなかなか良かったようです(多くのレストランにありがちな、出来合いのものではなく、自分たちで手をかけたものかな、と)。

付け合わせのサラダは、おいしかったようで、子供たちもこれを喜んで食べていました。一番下には、ドイツ風ポテトサラダが隠れていました。

イノシシ肉のシュニッツェル(とんかつ)を、私は注文しました。こちらは、パン粉にかぼちゃの種が混じっていて、その味が効いてからりと揚がった感じで満足。料理の選択としては大正解です。お値段は、他のものより高く、16.90ユーロ弱でした。

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シュニッツェルの付け合せはフライドポテトが主流ですが、ここでは、Feldsalat、日本語ではノヂシャと呼ばれる野菜が混じったバイエルン風ポテトサラダ。しんなりしたジャガイモとシャキシャキしたノヂシャの混合。食感が良く、おいしかったです。

ベジタリアンにとって難しいのがバイエルン・レストランでの食事です。だいたいフライドポテト、シュペッツレ(バイエルン風パスタ)にチーズを乗せてオーブンで焼いたものか、が無難なのです。

ここでは三色のクヌーデルがメニューにありました。緑のものがホウレン草、赤いものが赤ビート、そしてチーズ。それに挑戦!

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こお店で良いなと思ったのは、子供用のコーナーがあること(これは結構当たり前ですが)、子供用の椅子がずば抜けてたくさんあること(廊下に一列に待機しています)、そして中型犬などを連れた客が何組もいて、犬用のお水も頼まないでも出てくること。

Gaststätte Röhrl

公式ホームページ https://www.gaststaette-roehrl.de

ウィキペディア https://en.wikipedia.org/wiki/Gaststätte_Röhrl(英語版)

住所 Regensburger Str. 3, 93161 Sinzing

営業時間 月、金曜日 17〜22時、土、日曜日 11〜22時(火〜木は定休日)

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