白アスパラガスについて
白アスパラガスは、日本での生産も増えているようで、普通になってきているかもしれません。
ドイツの春の味覚といえば、白アスパラガス。今年の出来は、なかなか良いらしいですよ。
今年は、4月中旬は暑いくらいの陽気だったものの、4月下旬から5月中旬すぎまで非常に寒く、途中に霜さえも降りました。
早くから暖かかったので、例年にはなく3月には最初のドイツ産の収穫があったそうです。
そして4月上旬からのイースター休暇後は、暖かい陽気で成長が早かったアスパラガスは値段が下がったようですが、その後しばらく寒い日が続きました。一方で、雨が降らず、ネックになっていた所、雨も十分に振りました。その後どうなっているのでしょうか。
ドイツ人は、白アスパラガスが大好き。アスパラガスの一人当たり消費量は、1.7kg(年間)でEU諸国でトップ。年間131.000tもの白アスパラガスが必要なようです。そして、そこには、実は労働者不足という問題が潜んでいるのだそうです。アスパラガスの収穫は、かなりの肉体労働だからです。
白アスパラガスの食べ方は、オランダソースをかけて食べるのが一番贅沢で美味しいと私は思います。
市場でアスパラガスを買うと同時に、新鮮な卵を購入するので、もちろんソースは手作り。
手作りマヨネーズと同様で、分離しやすいので、じっくり焦らずにすることがポイントです。
その他、マリネにしたり、スープにしたりするのが一般的です。
特に、スープは、アスパラガスを茹でる時の茹で汁を有効活用できるので、ありがたい一品です。
白アスパラガスは、盛り土の中で育ちますが、尖頭が太陽に当たると紫がかってしまいます。すると、その価値が少し下がるのです。市場で購入する際は、太さの他に、折れてしまったものや、最も価値の高い尖頭の部分だけ、など、色々なカテゴリーがあります。
(ちなみに、グリーンアスパラガスは、太陽をしっかり浴びて育ちます。)
白アスパラガスのカロリーは、100gあたり17kcal。ビタミンCとE、ミネラルが豊富。
収穫までに3年かかると言われていますが、種類によっては10年くらい収穫できるそうです。ですので、翌年の収穫に影響を与えないように、収穫時期が6月24日の聖ヨハネの日までと決められています。(今の時代は、1年で収穫できる種類の人気が高いようですね。)
いずれにせよ、この時期を過ぎると、翌年まで我慢ですから、今のうちにしっかり食べましょう!
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