神聖ローマ帝国の帝国議会会場は今も使われているの?
レーゲンスブルクのすごいところ。
「中世の建物が残る街=古めかしい街」じゃあないんです。
例えば、三大観光スポットの一つ、帝国議会会場は、現在帝国議会博物館として見学できるだけでなく、室内楽のコンサートが開かれたり、表彰式が行われたりもしています。
毎年この季節に、その一年間で功績を称えられるスポーツ選手の表彰式が決まってここを会場に開かれます。例えば今年2018年は、11月27日火曜日の夜のこと。(写真は、表彰式開催直前に撮影したもの)
式典ではあえて写真撮影を控えましたが、レーゲンスブルクのスポーツチームに所属した、ドイツの全国大会、ヨーロッパ大会などの金、銀、銅メダル獲得者などが表彰されます。10代から70代のスポーツ選手が表彰される2時間ほどの式典ですが、合間に音楽の演奏とエンターテイメント(今年は曲芸師、昨年はサンバの披露など)が含まれます。その後、隣室で乾杯がなされます。
水泳、カヌー、マラソン、陸上、射撃など色々な分野の人が表彰されますが、表彰される人の中でインタビューも時々あり、笑いをとったりもしています。例えば、遠泳の選手のインタビュー。
質問者 「レーゲンスブルクには、公営のプールやドナウ川、レーゲン川、ナーブ川とあるけど、一体どこで普段は練習しているの?」
選手 「あちこち行くけど、普段はなるべく温かい所を探して行きます。」
質問者 「んで、それはどこ?」
選手 「んまあ、温かい所」
質問者 「だから、それは?」
選手 「ウェストバート(Westbad、公営のプール)」
会場 「(笑)」
レーゲンスブルクは、古い街というだけではなく、今も生き生きと活気付いている。今日は、そんな一場面の紹介でした。
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