ドイツ最古の石橋、修復完成式典!

公開日 : 2018年06月11日
最終更新 :

待ちに待った、石橋の修復工事完成式典。

1135年から1146年まで、11年間を費やして造られたこの、ドイツ最古の現存する石橋は、8年間の工期を経て、やっと貫通しました。

普段観光ガイドとして働く私にとっては、この完成式典はとっても待ち遠しいものでした。

11時スタートと言う情報を元に、この記念する一瞬を逃さずに写真に収めようと、頑張っていい場所を陣取ったのに、11時半近くになってから、それが12時半だと言うガードマン情報。

たくさんの人が一瞬にして散っていきました。そして、再び早めに陣取っていると・・・

まずは、音楽隊が、現場に向かい・・・

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次々と関係者が警備されているテープカットの場所、つまり、石橋の中央部分まで進み、気付いたら物凄い人数。

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テープカットの場所を、時間あるときに撮影していたものと比較すると、

(まずは、旧市街側から、シュタットアムホーフに向かって撮影したもの)

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(そして、シュタットアムホーフ側から、旧市街を背景に撮影したもの)

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この人混みでは何も見えない。写真小僧の私は、ちょっとがっかりです。

はい、この人混みは、一般人ではなく、関係者各位です。市長さんも知らない間にそちらに行かれてたはずです。

でも、式典の長い前置きを聞かされ、牧師さんのお話を聞き、浄めの水をかけられる仕草が少しだけ垣間見れ、また、音楽隊のバイエルン州歌やドイツ国家を聞き、なんとなく、今テープカットがなされているのだろうな、と想像しつつ・・・

30分ちょっとの式典は終了。

牧師さんが戻って来ました。

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両隣で大きなカメラを構えていたおじさん達がカメラを向けていた女性、誰かなぁと思いつつ、一応私も写真撮りました。気づいたら、なんと、レーゲンスブルクに住む公爵夫人、トゥルン・ウント・タクシス家の、グローリア婦人でした。(写真左)

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その後、一般人が石橋を渡る瞬間です。やったー!ささやかな感動!

橋を見守る小僧も、いろいろありましたが、また戻って参りました。

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実はこの石橋を見守る、ブリュックマンドルという名前を持つこの小僧は三代目。1854年に造られたものが、数年前に右腕を失ったのをきっかけに修復されたものです。

この小僧は、火曜日に数時間をかけて、クレーンで運ばれて取り付けられたもの。

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たまたまこの瞬間を見ることが出来たのですが、その後今日の完成式典までは、白い布で小僧は覆われていました。

これで、いよいよ、観光客はまっすぐ石橋を歩けるようになりました。

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