聖エメラム教会
レーゲンスブルクの旧市街、南の方にまで行く時間があれば、聖エメラム教会はお勧めです。
また、バイエルン州で活躍した、アザム兄弟のファンの方は、必見の教会です。
アザム兄弟とは、ドイツのバロック建築を代表する建築家、彫刻家の兄弟。
レーゲンスブルクにも、ここ聖エメラム教会と、アルテ・カペレの改築に携わっています。
近郊では、ヴェルテンブルク修道院の教会や、アルトエグロフスハイム(←1月にご紹介した記事に飛びます)にもアザム兄弟の作品はあります。
この教会の大切なポイントを4つ、挙げておきます。
1)バイエルン州で最も古い(739年、カロリング朝の時代)、ベネディクト会の修道院教会である。
2)南ドイツにある、ロマネスク様式以前の教会の中で最も大きい
3)ドイツ国内で、祀られた聖人の数が最も多い教会(聖エメラム、聖ヴォルフガングなど)
4)皇帝、国王、公爵のお墓、墓標が450もある
ウンチクはこれくらいでおしまいにして、内部をもう少しご覧ください。
まずは、パイプオルガン。
側廊に目を向けると・・・
こんなにすごい天井もあるんです。
建物の美しさを見るだけでも十分です。
普段は公開されていないようですが、本当は、ヴォルフガング地下聖堂も見所です。ここは、世界中の巡礼者の目指す場所であり、ヴォルフガングは、10世紀のレーゲンスブルクの司教でした。西側にある翼廊の地下にあるのですが、5廊式で3つの祭壇を持つ、立派な地下聖堂です。これは、1050年頃に地下納骨堂としてつくられました。
聖エメラム教会は、エメラム修道院の教会として立てられましたが、1731年に公爵のための教会となり、1964年以降は、バジリカ・ミノール、つまりローマ・カトリック教会の建物に与えられる、名誉ある称号を持つ教会となりました。ちょうどその頃1731〜1733年に、バロックの代表的なマイスターとされるアザム兄弟により、豪華に仕上げられました。
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