街外れでお花見！
日本ではもうお花見シーズンも、終わりかけでしょうか。
プラハ市内でも桜は散りかけており、タンポポやスミレ、水仙に菜の花などなど花真っ盛りです。
天気の良い日は夜８時頃まで明るく、オープンカフェも増えており賑やかな日常が続いています。
先日、チェコ人の友人と共に街外れの森でお花見をしました。
待ち合わせの場所は本駅のHlavni nadrazi駅。
駅構内はとっても広く色々なお店が駅構内に入っているので、乗り換えの時間潰しにも最適です。
ここから、電車に乗って街外れへ。
自転車も、そのまま乗れます。
トラムや地下鉄に慣れているので、たまに電車に乗るとなんとも言えない旅気分です。
世界の車窓から、を思い出します。
だんだんオレンジ屋根の家も少なくなってきて、何にもない駅を通り越して数分。
目的地のNADRAZI UHRINEVES駅に、到着しました。
ここから更に、歩きます。
途中に、映画に出てきそうな素敵な家がありました。
家の脇道を歩くこと、数分。
なにやら山の入り口のような、雰囲気が出てきました。
青々とした木々の間を、ひたすら歩きます。
途中には沢が流れており、マイナスイオンがたっぷりです。
謎の馬の看板が、ありました。
木々を抜けると、広大な麦畑が並んでとっても美しい景色です。
以前行った、北海道の帯広や富良野を思い出しました。
この先に見える森の中に、目的地の湖と桜があるとのこと。
半信半疑で歩いていくと、見えました。
湖には白鳥が2羽、優雅に泳いでいます。
人は少なく、青々しい緑と、静かな湖と、鳥の声のさえずりが心地よく聞こえます。
桜はどこ？と辺りを見回すとありました。
周辺には、200本近くの桜の木があるとのこと。
夏にはさくらんぼ狩りが、手にあまるほど出来るそうです。
夏も楽しみですね。
さてお花見と言えば、お酒と団子。そして、美味しい食べ物。
といきたいところですが、ここはチェコ。
ビールにカマンベールチーズにカシューナッツ。
そして、山羊のチーズにスイカ、フランスのお菓子に、ハーブのお酒。
これらはすべてチェコ人の友人が、用意してくれました。
チェコではかなりビールの種類がありますが、友人一押しなのがこのビールとのこと。
確かに、日本のビールが苦手な私でも飲みやすく美味しかったです。
チェコ人には基本、ビールとチーズは必須アイテムのようです。
スイカにビールとはなかなか想像し辛いところですが、試しに食べてみました。
なんとも絶妙な、コラボレーションです。
今までなぜ、やらなかったのでしょうか。
外で食べるから、より美味しいく感じるのかもしれませんね。
ぜひ、天気の良い日に試してみてください。
ほんのり冷たい風が流れてきて、時計を見るともう夜７時過ぎ。
夜は温度差があり、日が落ちるとグッと寒くなります。
帰り道には、大きな茸を発見。
でも、これは食べれないとのこと。
帰り道に振り返ると、とっても綺麗な夕暮れがありました。
知らない間に気を張って生活していたんだな、と感じさせてくれる場所でした。
プラハの美しい街並みも良いですが、
たまには街外れで、自然の中に身を委ねて
ゆっくり時を、過ごしてみるのもオススメです。
長期滞在される方など、ぜひ街外れにも足を運んでみてください。
筆者
プラハ特派員
ART SURVIVE BLOG
チェコを中心としたヨーロッパのアートシーンや、アーティストサバイブ情報などを発信中です。
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