春のグルメ!この季節に美味しい野生のきのこたち

公開日 : 2018年04月12日
最終更新 :
筆者 : 東リカ
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「地球の歩き方」読者の皆様、こんにちは。ポートランド在住の東リカです。

こちらもすっかり春です。そろそろスーパーにもカラフルな地元の野菜が並ぶようになってきました。今回は、秋ではなく、この時期が旬の見た目もユニークなおいしい野生のきのこを2種類ご紹介します。

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まず1つ目は、英語では「ヘッジホッグ(ハリネズミ)」と呼ばれるきのこです。きのこの傘の裏側がトゲトゲに見えるので、この名前が付いたと思われます。

ちなみに日本語名は、鹿の舌に似ていると「カノシタ」。フランス語だと「ピエドムートン(羊の足)」と呼ばれるそうです。

ちょっとネットで調べたところ、日本やフランスでは秋が旬のきのこのようですが、私の住むポートランドやシアトルのあるアメリカ太平洋岸北西部(パシフィックノースウェスト)で、このヘッジホッグ・マッシュルームが獲れるのは、早春です。

オーガニックスーパーに野生のヘッジホッグ・マッシュルームが並んでいましたので、早速購入してみました。

薄い黄色の傘の裏にあるトゲトゲは、柔らかく、触っても痛くありません。

食べ方は、バターソテーやスープなどが一般的です。

私はいつものように、油をひかずそのまま炒めるドライソテーで食べてみましたが、とても美味しいキノコでした。

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2つ目は、春の訪れを感じさせるキノコとして有名な「モレル」茸。日本語では、「アミガサ茸」、フランス語では「モリーユ」と呼ばれています。

日本名が示すようにこのキノコは、網の傘をかぶったようなユニークな見た目をしています。日本ではあまり食べる習慣がないようですが、欧米では高級食材。初めて食べた時は、あまりの美味しさに衝撃を受けました。

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こちらもスーパーに並んでいたので、少しだけ購入。相変わらず、高い・・・。

このキノコは縦半分に切ると中が空洞になっています。以前ファーマーズマーケットで買った時、切るもの、切るもの、中から蛆みたいな白い虫が出てきて、どれだけ叫んだか分からないという苦〜い思い出があります。なので、今回は1つ1つ、よーく見てから買いました。

このきのこは、生クリームやバターなど、乳製品を使ったソースによく使われます。でも私が好きなのは、きのこの味がはっきりとわかるソテーです。強火でソテーして、バター醤油なんかと絡めると、すごい美味しいです。

この季節ならではのグルメ。日本でもとれるきのこらしいですが、ポートランドならもっと身近です。ぜひ試してみてくださいね。

筆者

ポルトガル特派員

東リカ

ポルトガル、リスボン在住のフリーライターです。

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