昔の手ぬぐい、村で保存していた40~60年前の刺繍がされた布
プレヴェンで週末だけ会う継母が、村から40~60年ほど前に実際に使われていた布を、プレヴェンのアパートで保管するというので持ってきていました。これらは継母の母の手作りで手ぬぐいや伝統衣装の前掛けのように使われていました。
ところで今プレヴェンには2箇所住むところがあって、中心地の継母の仕事場に近いアパートと少し郊外のドルジュバ(Дружба)地区の休日用のアパートがあり、さらに村には継母の両親の出身地であるそれぞれ別の村にある実家を、姉妹が一軒ずつ夏に過ごす場所として利用していて、実父は母の実家のある村で生活していたり、都合に合わせて皆いろいろな箇所で暮らしています。実父の父の家はバルカン山脈に近いガブロヴォ(Габрово)にありましたが、すでに売ってしまいました。
異国で何十年も前作られた物が、時を経て現代に私と会うのは不思議な感覚です。博物館に行けばもっとそういったもっと想像も付かないほど古い展示物に出会いますが、家庭で現存されているのはまた特別です。
これら刺繍がたくさん入ったものは40年ほど前のものです。その美しく施された模様に目が奪われます。かつては村で女性達が大きな機織で織り物を作ったり、刺繍をしたり手作業を営んでいましたが、現代ではほとんど行われず、人は町や都会に出てしまい村の人口も減りました。村に行くと確かに以前は活気があったような様子が伺えます。ついこの以前の20世紀には信じられないほど国民の半数以上が村の方に住んでいたと聞きました。
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