精霊が息づく断崖・絶え間なく岩を流れる水の行方（ゆくえ）【クルシュナ】
クルシュナの滝（Крушунския водопад）、この世のものとは思えない美しい滝の絶景ポイントを過ぎ、急な坂や階段を登り大きな滝つぼに三方向に架けられた橋にたどり着きました。親子連れも多く訪れています。ここが今までで一番大きな滝になります。
ここクルシュナ滝に行くと聞いて、高い崖から落ちる大きな一本の滝を想像していましたが、実際は想像とは違って小さな美しい滝が多数存在していました。幻想的な風景も大満足ですが滝といえば大きな迫力のある水の流れも見たいと思っていると、遂に大きな滝はここに現れました。
この地点では激しい水の流れる音が絶え間なく続いています。空気のおいしさと水辺のそばの爽やかさや大自然の中の木々の匂いがいっぺんに身を包んでくれます。
今までこの地で見た中で一番大きな滝です。
挑戦者現れます。岩の上は不安定で怖くて登れません。カメラも落としそうで心配ですが何人か登っていきました。
大きな滝を過ぎると今まで自分が来た橋が下方に見えます。
遠くには大きな断崖が見えました。
自分の行く順路にも断崖と浅い洞窟は現れました。このあたりには研究員のような作業着の格好をした人たちが森の奥に入っていくのも見えました。ここから先へは浅い川を越えないといけません。濡れないようにするには川の中の石を踏み台にしますが、ぐらついて気をつけて向こう側へ渡らないといけません。
断崖と浅い洞窟を過ぎると、長いゆるやかな下り坂がずっと続きました。すると前方に家が見えるので、なぜこんな山の上に家があるのか、別荘だろうかと思っていると、元のクルシュナの滝の入場口の料金所と駐車場の横まで戻ってきており、山の別荘かと思った家はふもとのクルシュナ（Крушуна）村でした。下る一本道をおしゃべりしながら、植物を眺めたり、ちょうちょを発見したり楽しんでいるうちに、入り口まで戻る仕組みになっていました。激しい水の流れる音が止み、静かなラベンダー畑が広がっていました。
お昼ご飯にはあぜ道でドライソーセージのスジュク（суджук）をはさんだサンドウィッチを食べていると、目の前を大きなコウノトリが飛んでいきました。コウノトリは郊外や村に行くと電信柱や煙突の上に大きな巣を作っています。この時もコウノトリは民家の煙突の上の巣に戻っていきました。
このあとは映画「エクスペンダブルズ２」の撮影地にもなった、デヴェタシュカ洞(Деветашката пещера）に向かいます！
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