デヴェタキ村を経由する車移動の旅、いざ巨大洞窟へ【デヴェタシュカ洞窟】
溢れ出す水の戯れクルシュナの滝(Крушунския водопад)を離れ、次の目的地デヴェタシュカ洞窟(Деветашката пещера)に向かって車を走らせました。この洞窟の名前はデヴェタシュカ洞窟の南にある村デヴェタキ(Деветаки)にちなんでつけられました。
天気のよい日は何回も馬車とすれ違ったり追い抜かしていきます。
デヴェタシュカ洞窟のそばに着きました。洞窟に行くまでの間にただ長机に陶器を並べたお土産屋さんが並んでいます。土鍋のようなものからお皿、動物の形の置物やドアプレートなどが置かれ観光客を呼び寄せていました。お土産屋の並びを過ぎるとロヴェチ(Ловеч)から続くオサム川(река Осъм)が流れてきています。川底の地形や流木によって波紋が複雑に変化しています。ここには亀が水上に現れるのが見えました。
目の前に突如巨大洞窟の姿が現れました。その全長は2442メートルで、総面積は20,400平方メートル、高さは60メートルにも達します。人の大きさと比べるとその存在感に驚きです。
洞窟は広く遠い惑星のような異世界の雰囲気を醸し出し、暗闇におびえた未就学児ほどの子どもたちが、不安な表情をできるだけ隠しながら、あそこは暗いから入るのはやめたほうがいい、行かないほうがいいと思うなどと親御さんを真面目に説得しているのが、ほほえましかったです。
どこか他の惑星に降り立ったような不思議な感覚が襲ってきます。一軒だけあるこの建物も宇宙基地のような隠れ家のような独特の雰囲気の佇(たたず)まいです。
エクスペンダブルズ2(2012年公開)の撮影(エクスペンダブルズ3の撮影はヴァルナで撮影)がここデヴェタシュカ洞窟で2011年に行われました。ここに訪れたときまるで映画やアニメの世界のような異世界感を感じましたが、すでに撮影クルーたちはここを使用していたのです。映画内のシーンに洞窟の入り口のシルエットも登場しはっきりわかります。テレビで映画が放送されたとき、見ていた家族が洞窟を見てこれは知ってる場所だと驚き、森の中のシーンでは背景に登場する木はブルガリアの木だと言うのです。映画に登場する背景はブルガリア人にとってよく見慣れた植物だということです。
洞窟内から入り口のほうを向いた先ほどの建物の裏側です。
暗闇の洞窟内には乾いた土の地面とは対照的に透き通った水が穏やかに流れ、天井の大きな穴からまばゆい光がこぼれ、光合成をした植物が美しく成長していました。
このあとも洞窟の奥まで探索します!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。