果実酒ラキヤを片手にサッカー観戦!テレビ前に集合・大興奮

公開日 : 2014年06月06日
最終更新 :
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ブルガリア人はテレビのサッカー観戦が好きな人が多いです。サッカーでなければ、バスケットやテニスを見ていますが、点が入るたび「おおー」だの「わー」だの両手を握った腕を上に掲げて叫んでいます。スーパーの広告がワールドカップ2014関連企画をしていたり、商品が一部パッケージがワールドカップデザインになっていたり、企業がコラボしたりサッカー熱が熱いです

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このテレビの閲覧に欠かせないのがバルカン半島で親しまれている果実酒ラキヤ(ракия)です。家庭によっては自家製でスモモなどの果実から作られます。しかしこれはアルコール度数が40%以上でウォッカ並みに高いので私は少量で水割りでないと強くてあまり飲めません。このラキヤに慣れたら、ビールがなんて軽いんだろうと思ったくらいです。

このラキヤを注ぐカップが目玉や波模様が描かれたトロヤン焼きでできた、湯のみと同じようなカップです。またトロヤン焼きのお皿やトロヤンの町は以前紹介しました。

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ブルガリアは2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会のヨーロッパ予選を通過していないので、出場できませんが、国民はそれでもオリンピック以上に楽しんで見ると思います。オリンピック時は特別番組はあり、ブルガリア人選手が参加する競技には試合前に軽いインタビューもありましたが、なかなか上位にはなれないので、全体の中では目立ったわけではありませんでした。個人的にはこのブルガリアから見るオリンピックは今までで一番面白くていい経験でした。回りの家族はなんとなくテレビをつけているとオリンピックがやっているといった状態で、特に話題にもあがりませんでしたが、日本ほど応援に熱くなく平等に各競技を放映し、予備知識なしで見て自然と外国人選手も日本人選手も心の中で応援し楽しめました。そしてネットニュースDNES.BG(ドゥネスベーゲー/今日ブルガリア・ブルガリア語サイト)を見てもオリンピックより、ワールドカップのほうが話題にあがっていました。

スポーツの試合を見ていると、言語は違っても、実況や解説の声質、独特の話し方は同じなんだと感心したことがあります。ところで日本人選手の試合を放映しているとき、負けそうな日本人チームに対して「これはハラキリですね~」とジョークを交えて実況していて、そんな言葉知っていてここで使うんだと面白かったことがあります。

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団地のそばの空き地は10歳前後と思われる男の子たちがサッカーに夢中です。年配の方に子どもの頃の遊びは何だったか聞くとフットボールと答えます。日本でボール禁止の公園があることを考えると、この土と芝生のある空き地は贅沢かもしれません。この場所の坂の下にももう一つ小さなサッカーができるところがあります。どちらもゴールにはネットがなく鉄の枠のみで、思い切りボールを蹴るとどこまでも坂道を転がっていきますが、たくさん遊んで走って子ども時代の良い思いでとなるでしょう。

(6月お題"2014サッカーinブラジル")

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