世界一おいしいドリアンを食べにドリアンフェスティバルへ行こう！
果物の王様「ドリアン」。
世界一おいしいくて、世界一臭いと言われているフルーツですが、ここペナン島はドリアンの原産地で世界一おいしいドリアンが採れるとマレーシアでも有名な場所。一年中ドリアンを見ない日はないぐらい、臭わない日はないぐらい（笑）至るところでドリアンを目にします。
ペナンでは一年中食べれるドリアンですが、旬があるってご存知ですか？ドリアンが一番おいしいのは6月7月。
まさに今、一年で一番おいしいドリアンが採れる時期なんです。ドリアンシーズンになると街の至るところにドリアンスタンドが設置され、地元の人が美味しそうにドリアンを食べる姿を目にします。
ペナンでは街角でいつでも食べれるのですが、採れたては特に美味しいと聞きドリアンが採れる島の南部のPenang Durian Festival(ペナンドリアンフェスティバル)会場まで食べに行ってきました。
会場はジョージタウンからペナン島南部へくねくねした山道を車で30分ぐらい進んだ山の中。こちらの会場では数々の賞を受賞した採れたての新鮮なドリアンが購入でき、その場で食べることができます。
山積みされたドリアン。
こちらの会場では7種類のドリアンが販売されていました。
ペナン島では数々の賞を受賞したドリアン品種、Ang Bak、Ang Jin、Ang Hae、D16、D700などを食べることができます。
販売価格は1kgあたり、RM10～RM45(￥256～￥1,156)。ドリアンは種類によって値段が異なり、安いものでひとつRM30(￥770)ぐらいです。会場では、ドリアン丸ごと1個単位で販売されており、重さで値段が変わりますのでお店の人に計ってもらいながら選ぶと安心ですね。
ドリアンの実はとても固く全体をトゲトゲで覆われています。簡単にはカットできませんので、専用のドリアンカッターでお店の人にカットしてもらいます。
この日食べたのはドリアンの中でも一番おいしいと言われる「猫山王 MUSANG KING」。
果物の王様ドリアンの中でも最高級の猫山王は、7種のあるドリアンの中でお値段も一番高く、ドリアン丸ごとひとつ買ってRM88(￥2,260)でした。
猫山王は他の種類のものと比べると実の色味も濃くて味も濃厚。この黄色の実の部分を食べるのですが中に大きな種が入っていますのでガブリとはいかず、種のまわりのクリーム状の部分を少しずつ食べます。食感はまさにクリーム！バタークリームを食べてるようなそんな感じです。
世界一臭いフルーツと言われるドリアンですが、割りたては全然臭くない！
街角に漂っていたあの臭いドリアンの腐敗臭が、ここでは全く臭いませんでした。ドリアンは実を割ってから時間が経つにつれ臭いが強くなっていくそうなので、あの腐敗臭が苦手という方は割りたてのドリアンだったら食べれるかもしれませんね。
ドリアンは品種によってあっさりしたもの、甘いもの、香ばしいものと味わいがそれぞれ違いますので、グループで訪れて色々な種類を食べ比べしてみるのも楽しそうですね。丸ごと1個食べるのはちょっとという方は地元のスーパーTESCOなどで少量入りのパックを購入することもできます。
最後に、ドリアンを食べる際に注意してほしいことがあります。
ドリアンとアルコールの食べ合わせはNGです。ドリアンに含まれる酵素がアルコールに反応して、胃の中でドリアンが発酵したような状態となり膨満感から気分が悪くなることがあるそうなので注意してくださいね。
そしてもう一つ、ドリアンは臭いが強いので公共施設、ホテル、バス、飛行機など持込み禁止の所が多いです。
街のドリアンスタンドでは皆さん買ってすぐその場で食べていますので、地元の人に混ざって一緒に食べることをおすすめします。
ペナン島のドリアンは世界一おいしい!と言われています。
ペナンを訪れたら、数々の賞を受賞した産地採れたて、割りたてのおいしいドリアンをぜひ食べてみて下さいね。
一度食べておいしくないと感じた方でも、ペナンのドリアンを食べればきっと好きになるはず！
ドリアンは「3度食べればやみつきになる」と言わていますから、苦手な人も騙されたと思って3度はトライしてみて下さい。
3度目にドリアンの魅力にハマってしまうかもしれません。
Penang Durian Festival
期間：6月1日～7月31日
住所：P14,11020,Balik Pulau,Penang
Anjung Indah Balik Pulau
※1RM = ￥25(2016年7月)
筆者
旧ペナン特派員
Marina.
日本をはじめ海外多数の展覧会、美術館を中心にアート活動を行うジュエリー作家。
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