【タイ】2021年8月4日現在の新型コロナウイルス関連情報

公開日 : 2021年08月04日
最終更新 :
筆者 : Marina.

パタヤー特派員Marina.です。


タイでは新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず連日感染者数の増加を更新し続け、本日ついに新規感染者が2万人を突破してしまいました。


パタヤーのあるチョンブリ県でも感染者数は日々増加の一途をたどっており、4日前にチョンブリ県の新規感染者が1000人を超えてからはさらに加速して感染者が増えています。本日はチョンブリ県での新規感染者数が1678人確認され1週間前の感染者数は864人だったのにあっという間に約1週間でほぼ倍の人数に増えてしまいました。


ダークレッドゾーン(最高度厳格管理地域)と呼ばれるタイ国内で一番厳しい規制がなされるエリアのうちバンコクなどでは2021年7月12日から約1ヵ月間近く人の移動や経済活動を制限し施設の閉鎖など厳しい防疫措置を行ってきましたが、一向に感染者が減る気配は見えません。新型コロナウイルス、デルタ株の感染力の強さを目の当たりにして私たちは何もできずにいます。


パタヤーのあるチョンブリ県は2021年7月20日からダークレッドゾーンエリアに指定され2週間が過ぎましたがいまだ感染者は減らず、いくつかの規制が追加され現在はほとんどの施設が閉鎖された状態になっています。


現在のチョンブリ県の規制は7月20日に発表のあった規制に新たな項目が追加された防疫措置が引き続きとられている状態です。

2021年8月4日現在のチョンブリ県の規制

- 夜間外出禁止(21:00~4:00)
- 不要不急の外出自粛(注:日中の外出も控えることが求められる趣旨)
- 県境のチェックポイントではThaiChana(アプリ)申請書の提示が必要
- 県をまたぐ移動には移動の必要性があることを証明する書類が必要
- 映画館、劇場の閉鎖
- ビリヤード、ボーリングなどの施設の閉鎖
- インドア、アウトドアのアミューズメント施設の閉鎖
- パーティや会議、宴会場など人が集まる行為は5人まで
- 託児所、介護施設の閉鎖(夜間を含めた滞在者除く)
- 仏具市場、市場ではない仏具販売店の閉鎖
- マッサージ施設の閉鎖
- 美容クリニック(病院内施設を含む)タトゥーショップの閉鎖
- ジム、フィットネスセンターなどの屋内スポーツ施設の閉鎖
- 学校、教育施設の閉鎖
- 合法ギャンブル施設の閉鎖
- ゲーム、インターネットカフェ閉鎖
- プール、ウォーターパークの閉鎖
- ビーチ、公園の閉鎖
- レストラン、フードコートは20時までの営業、デリバリーの配達員のみ出入りを許可一般客の立ち入りは禁止
- ショッピングモールはスーパーマーケット、ドラックストアおよび予防接種センターのみ営業を許可
- 病院、診療所、銀行(路面店のみ)、金融業、郵便局、ペットフード店、ガソリンスタンドなど生活に必要な事業は営業を許可
- コンビニエンスストアは4:00~20:00まで営業を許可

※規制は追って通知がなされるまで有効

チョンブリ県公衆衛生局

■Koh Larn ラン島への訪問について

2021年8月4日からパタヤー沖のラン島に訪問する際は、新型コロナウイルスのワクチン接種を完全に終えたことを証明するか、90日以内に新型コロナウイルスから回復し陰性であることを証明することが必要になりました。
また現在タイでは18才未満はワクチン接種ができないためラン島へ訪問することはできません。
※規制は追って通知がなされるまで有効


現在パタヤーのほとんどのビジネスが閉鎖されています。
ショッピングモールは現在営業が許可されているスーパーとドラックストア以外のエリアへの立ち入りはゲートで封鎖されモール内は薄暗く、お店のシャッターが閉じられ淋しい光景です。

Tarminal21 Pattayaショッピングモール内の様子
Tarminal21 Pattayaショッピングモール内の様子

ショッピングモールはスーパーとドラックストア以外のエリアが封鎖されていることから、モール内の銀行も閉鎖されています。一部のショッピングモールではATMの利用はできますが窓口業務は路面店でしか受付けていません。銀行の窓口で手続きが必要な場合は開いている支店が限られていることと入場者数を制限していることから午前中は行列ができていることが多いようです。感染防止のためにも人が少ない時間帯を狙って行ったほうがよいかもしれません。

2021年8月1日、タイ政府は、国内での感染状況の深刻化を受け、国内のゾーン区分を変更(CCSA指令第11/2564号)し、あわせて各種活動および人の移動に係る規制措置を変更する「非常事態令第9条に基づく決定事項(第30号)」を発出しました。これにより、最高度厳格管理地域(ダークレッドゾーン)が29都県に変更され、同地域においては8月31日まで継続して、午後9時から翌朝午前4時までの外出禁止措置等がとられます。


パタヤ―のあるチョンブリ県は引き続き最高度厳格管理地域に指定されています。

管理地域ゾーン分け;2021年8月3日より適用

■最高度厳格管理地域(29都県)
- バンコク
- チャチューンサオ
- チョンブリ
- ナコンパトム
- ノンタブリ
- ナラティワート
- パトゥムタニ
- パタ二
- アユタヤ
- ヤラー
- ソンクラ―
- サムットプラカン
- サムットサコーン
- カンチャナブリ
- ターク
- ナコンナーヨック
- ナコンラチャシマ
- プラチュアップキリカン
- プラチンブリ
- ペチャブリ
- ペチャブン
- ラヨーン
- ラチャブリ
- ロッブリ
- シンブリ
- サムットソンクラーム
- サラブリ
- スパンブリ
- アントーン

最高度厳格管理地域では厳しい防疫措置が8月31日まで継続して適用されることになります。
夜間は午後9時から翌朝午前4時までの外出禁止。日中も不要不急の外出は自粛が求められる趣旨が発表されているので1ヵ月以上ほとんど家に閉じこもりの状態が続きそうです。


タイにはリタイヤメントで暮らす人や企業の駐在員としてひとりで赴任している人も多く長く続く規制により孤独の問題を抱える人が増えることが心配されます。身近な人に相談しづらい場合はNPO団体などまったく知らない人に相談することも選択肢のひとつです。ひとりで悩みを抱える前に誰かに相談しましょう。

■孤独・孤立及びそれに付随する問題でお悩みの方へ

外務省(領事局及び在外公館)は日本国内のNPO団体と連携し、在外邦人の皆さんが抱える孤独・孤立及びそれに付随するさまざまな問題に対してきめ細かく対応しています。悩みをお抱えの方々は、以下リンク先の団体窓口で日本語によるチャット・SNS相談等を受けることができますのでご利用ください。
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/life/info20210707.html


以下リンク先で現在のタイの状況をタイムリーに確認できます。
緊急事態宣言中の措置は状況により地域により随時変わります。ここに書いた情報も書いた瞬間に古くなり情報は常に更新されます。このような状況下においては二次情報ではなく信頼できる情報元から自身で最新の情報を得ることが重要です。情報過多の時代です。多くの情報を速く集めることに注目するのではなく信頼できる情報元からの確定情報に絞ることで誤った情報に左右されず落ち着いた行動ができます。


■チョンブリ県公衆衛生局 Facebook
・URL:http://www.cbo.moph.go.th/cbo/
2021年8月4日、パタヤ―のあるチョンブリ県の感染者数は1678人でした。


■タイ保健省
・URL:https://ddc.moph.go.th/viralpneumonia/eng/index.php
2021年8月4日、タイ国内の新規感染者は2万200人でした。


■外務省海外安全渡航情報
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/
※タイへの渡航を予定している方は日本政府による危険情報、感染症危険情報で最新情報を確認してください。


■在タイ日本国大使館
・URL:https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


■たびレジ
・URL:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
※外務省からの海外安全情報をメールで受け取ることができます。長期滞在以外の短期滞在者の方も登録することができるのでぜひ活用ください。


■在東京タイ王国大使館
・URL:http://site.thaiembassy.jp/jp/
現在も日本からタイへの渡航は様々な手続きが必要で難しい状況が続いています。
渡航に関する情報は在東京タイ王国大使館のウェブサイトを確認してください。


現在タイは国内全土を対象に適用している非常事態宣言を9月末日まで延長することを発表しています。
まだまだ厳しい状況が続きますが、一人ひとりが感染症対策に協力して収束に向かうよう努力することが必要です。日々感染者が増えいつどこで感染してもおかしくない状況です。外出を控えてどれだけ対策を取っていても感染してしまうこともあります。感染者個人を特定したり差別をすることのないように心がけましょう。


外出時にはマスクの着用と手洗い消毒を励行して行い感染予防に努めることを忘れずに。
STAY HOME❤SAVE LIVES

筆者

旧ペナン特派員

Marina.

日本をはじめ海外多数の展覧会、美術館を中心にアート活動を行うジュエリー作家。

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