レストラン・INKIOSTROに行ってみました。
先日パルマで2017年イタリアのミシュランガイドの発表が行われました。
パルマがユネスコ食の街に指定された事にともなって、パルマで発表される事となったようです。
パルマ県では4つのレストランにミシュラン1つ星が付きました。
PARIZZI, ANTICA CORTE PALLAVICINE,LOCANDA STELLA D"ORO,INKIOSTRO
この中でも、今年新しく星を獲得したのは、INKIOSTROインキオストロ。数年前から友人達の間で話題になっていたレストランでした。
シェフは、テリー・ジャコメッロ。バルセロナのあるミシュラン三ツ星レストラン、2002年から5回世界の50トップレストランの1位に輝いたブッリで働いていました。
お料理はブッリにいた頃のエキスを取りだした特徴のあるものを提案しています。
場所は高速道路のパルマ出口からも近く、郊外からも多くの人が通っているようです。
私は、ワインのテイスティングも兼ねて行ったのですが、とても面白いお料理に出くわしました。
ワインはアルトアディジェの白ワイン、テルラーノの1959年ものからのテイスティングという、ワイン好きにはたまらない催しの最後の締めで出されたお食事で合わせたのは全てテルラーノ社の白ワインで、素晴らしくエレガントなワインにも抜群のマリアージュでした。
それではお料理をご紹介します。
前菜は、カボチャのマリネに柔らかいヘーゼルナッツ、マグロのボッタルガ、イワシのエキス風味。
信じられないような組み合わせですが、全体にうっすらと広がる味のハーモニーに驚くばかりです。
ハムのブロードのメッザマニケ(パスタ)、トルタフリッタ、伝統的バルサミコ酢
透明なブロードで作ったパスタは斬新で、トルタフリッタエキスに伝統的バルサミコ酢がかかっています。
こちらは白身卵で作ったタリオリーノを黄身とパルミジャーノレッジャーノのソース添え、黒トリュフのキャビア仕立て
黒トリュフのエキスをキャビアのような小さな玉の中に入れています。口の中でエキスがとろけ出てきます。
メイン料理。フォアグラ、ミルクと花粉風味。
食いしん坊な私はフォアグラに目がないのですが、本場フランスで食べたものより、焼き加減も最高で、今まで食べたフォアグラの中で一番美味しかったと思います。
最後はトースト!!(笑)
泡泡で、軽ーいデザート。
とても珍しい洗練されたお料理だと思います。
イタリアの郷土料理、ドーンドーンといただくのにちょっとお腹が疲れた時、そして記念日などおしゃれに出かけたい時などにおすすめです。
今回2品写真を取り忘れたのですが、こういったコース料理にワインでご予算は約150ユーロ。
決してお手頃とは言えませんが、ユネスコ食の街パルマでヨーロッパの最新を歩んでいるレストランに行ってみるのも面白い体験かも知れません。
ristorante INKIOSTRO
www.ristoranteinkiostro.it
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