ポルチーニ茸のお祭り
パルマ郊外、パルマから高速道路で南のリグリア海方面へ30分程行ったところにボルゴターロという村があります。そこで毎年9月の第2、第3の週末、ポルチーニ茸のお祭りがあります。
これが生のポルチーニ茸ですが、日本では乾燥のポルチーニを見る事が多いのではないでしょうか。
なぜ、このパルマ郊外のボルゴターロという町でポルチーニのお祭りがあるかというと。
北イタリアから南に続くアペニン山脈のこの地方のポルチーニがイタリアで最上級のポルチーニ茸が収穫されるといわれるのです。
ヨーロッパからIGP商品として(地理的保証)認証を受けています。
村の中心の通りには屋台が出て、ポルチーニ、そして乾燥ポルチーニが売られます。
ポルチーニ茸は、山に自然にはえるもので、栽培されるものではありません。
ですから、毎年収穫量に差があります。
今年は、、、。夏から雨がなく、フンギポルチーニの収穫はほとんど無し。
とはいえ、取れなかったのは、この地理的保証のあるボルゴターロ地方のみ。
他のアルプス地方などでは取れたようです。屋台で売られているポルチーニにもこんな風に、どこで取れたものか書いてあります。
トスカーナと書いてありますが、ボルゴターロは、パルマのあるエミーリアとトスカーナ州の境にありますので、この近くと想像できます。
写真左下のきのこは、ポルチーニとは違い、色もすこし黄色がかっていて、まるっこいですね。
これは、オーブリと言われるきのこで、独特の香りで珍重されています。卵のような香りで、お値段もポルチーニよりさらにお高いです。
お祭りでは、ポルチーニをフライにして食べ歩きができる屋台や、
バーベキュー、少し早いですが、焼き栗なども出ていました。
村の人たちもお祭り気分で、お店は日曜日も開いていました。店頭もこんなに素敵!
そうそう、私はこのお祭りの屋台で、乾燥キノコ1年分を購入します。
ポルチーニは、栗の木の下で取れたものが一番香りが良く、そして傘の部分は柔らかくて香り高いのです。
こんな風に、栗の木の下で取れたきのこの傘の部分のみの乾燥キノコを購入できるのはここだけです!
この日、私は取れたばかりのトスカーナのポルチーニで、ポルチーニのサラダ
と、パスタのポルチーニ三昧をしました。
ボルゴターロにはホテルもレストランもあります。
この時期レストランのメニューはポルチーニ茸三昧です!
ポルチーニ祭りのサイト(ホテル・レストラン情報も入っています。イタリア語)http://www.sagradelfungodiborgotaro.it
ボルゴターロは、パルマから電車で行く事も出来ます。リグリア海の町LA SPEZIA行きの各駅停車の電車でBORGO TAROで降ります。
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