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フランスの妊婦さんは何食べてるの?食品制限は日本と違うの?

カテゴリー:レストラン・料理・食材 / 生活・習慣・マナー 投稿日:2021年10月26日

Bonjour こんにちは!
私事ですが、先日フランスにて出産いたしました。妊娠期間からフランスで過ごし、日本との違いに驚くことも多くありました。今後、赤ちゃんや子供と楽しめるパリについても紹介できればと考えております。
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今回は第一弾、妊娠中の食事についてフランスならではの注意点を紹介いたします。
妊婦さんでなくとも、日本とは殺菌方法や調理法が異なることで注意したほうがいいものもありますので、あわせて掲載します!


さて、妊婦さんは食品による感染のリスクを減らすため、日本でも食事指導がありますね。

フランスでもトキソプラズマ、サルモネラ菌、リステリア菌の感染予防のために注意事項を産婦人科で指導を受けます。

概ね、日本と変わらないのですが、フランスならではの注意点もあるので妊娠中にフランスに滞在される方はご参照ください。

トキソプラズマ
お肉は65度以上の温度で十分に火の通ったものを食べるようにしてください(牛肉、羊肉、豚肉、馬肉)。

レストランで肉の焼き加減を聞かれたら、ウェルダン、bien cuitをお願いしましょう。
(レアはbleu、ミディアムレアはsaignant、ミディアムはà point)

C77C235B-1F97-4A30-BC53-31D118248BCC.jpeg▲おいしい鴨、magret de canardも妊娠中はお預け。

鶏肉、七面鳥は半生で提供されることはありませんので問題ありません。

グリル、燻製、マリネにした野生動物の肉(ジビエと呼ばれる、いのしし、野うさぎ、小鹿など)の摂取は避けてください。

生の野菜は酢を使ったりしてよく洗ったものを食べるようにしましょう。
外食では信頼のおけるレストランでない限り、生の野菜は避けた方が賢明です。パン屋さんのサンドイッチのサラダも、作られてから時間が経っていそうな場合、避けられた方がいいです。

またまれにアジア料理店で使われている生のもやしは、消費期限を過ぎていることがあるので、妊娠中でなくとも気をつけてください。

サルモネラ菌
フランスでは生卵を食べない文化のため、殻がきちんと殺菌されていません。スーパーやマルシェでは卵に羽や糞がついていることもあり、これが普通です。
卵を安全に調理したい場合は熱湯をかけたりしたうえで、生、半熟での摂取は避けてください。

妊娠中でなくとも体調が優れない方は、お肉のタルタルにのっている卵黄や、しっかり火の通っていないガレットの半熟卵は避けた方が賢明です。
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外食時は、生卵をベースに使う料理、マヨネーズ、オランデーズソース、カスタードクリーム、ムース・オ・ショコラ、クリーム・ブリュレに注意してください。
3718DA66-AE61-432F-B8DA-AB10FAC4A854.jpeg▲スフレはアルコールが使われていることが多いので特に注意!

作りたてが提供されていることが確認できない場合はそちらのメニューを避けた方が賢明です。

リステリア菌
チーズ大国フランスならではの注意事項でもあります。
加熱殺菌pasteurisé されていないナチュラルチーズ、つまり常温だととろけるチーズや、ヤギや羊のチーズは摂取しないでください。
また固形チーズの表面の硬い部分は避けてください。
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    食べてはいけないチーズの一例
    ブリー
    カマンベール
    モンドール
    エメンタール(生)
    ブルー
    ゴルゴンゾーラ
    ロックフォール
    シェーブル
    ベルビ
    など

    *食べてもいいチーズ
    コンテ
    チェダー
    エダム
    エメンタール
    ゴーダ
    パルメザン
    ペコリーノ
    など

チーズは300種類以上もあると言われているのですべてを書き出すことはできませんが、大雑把に言うととろとろのチーズはダメということです。

夏になるとシェーブルチーズのサラダがカフェでもよく見られますが注意してください。

FF521DC6-3CD7-4F8B-9E51-47D9A1B2C53A.jpeg▲スモークサーモンもやめておきましょう。

熱々のクロックムッシュは問題ありませんが、黄身が半熟の卵ののったクロックマダムはご注意ください。
ガレットも同様です。
冬に人気のモンドールフォンデュも白ワインが使われていますし、加熱が十分であると確認できない場合はやめておきましょう。

調理されたあとであれば食べられるチーズもあります。十分によく焼かれたピザにのっているチーズや、しっかり加熱されたラクレットはよいと言われています。
リステリア菌は75度で数分加熱することで死滅するからです。

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デザートにチーズプレートをシェアする際は、数種類が同じプレートにのっているため、十分に気をつけてください。

さらに、ハム類も注意が必要です。
パテ、リエット、ゼラチンで固めた製品、生ハムを除くハムなどは密閉パックされたものを早めに消費することをすすめられます。
マルシェやお肉屋さんで表面が少し放置されているものは購入しない方がいいです。肉を切る包丁や台は前のお客さんのお肉を切ったままです。
631709E0-FF19-41AB-A8D3-223C8A1FF892.jpeg▲サラミ類Charcuterieも要注意!
生ハムはリステリア菌、トキソプラズマのリスクがあるため避けてください。

感染リスクのある食品は以上です。

そのほか、アルコールがよく使われているデザートやお菓子として
ババ・オ・ラム、クレープ・シュゼット、モンブラン、ボンボンショコラ、サヴァラン、カヌレ、クリスマスに出回るドイツのお菓子シュトーレンにもご注意ください。

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アルコールを含むかは、アルコールなしsans alcool かを聞いてみるといいでしょう。

レストランと名のつくお店であれば、予約の際に妊娠中だから料理にアルコールや生物を使うのを避けてほしいとお願いすることもできます。
飛び入りでカフェやビストロで食事をする際にもメニューをきちんと選べば問題ありません。

食事は旅行の楽しみでもあります。
妊娠中の方もそうでない方にも楽しい旅になりますように。

それではまた、à bientôt!

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ひろみさん

フランス・パリ3特派員のひろみさんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:ひろみさん

ひろみさん

大学ではフランス文学を専攻していました。が、いざパリに住んでみてびっくりな事がたくさん!そしてその度にますますフランスが大好きになっています。 日本とフランスには、似ているところもたくさんあると考えています。料理、言葉、そして人も。 日常から発見した小さなことからフランス流のびっくり処世術までジャンルを問わず書いていくつもりです。みなさまのご旅行のお役に立てれば幸いです。よろしくお願いします。 DISQUS ID @disqus_YiMFobfFiT

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