コロナ禍のスリ、強盗対策

公開日 : 2021年04月12日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは!

新型コロナウイルスによる外出禁止や営業停止のため、景気の減退が見られます。

それに応じて、やはり治安も少し悪い雰囲気が漂っています。

観光客がいないいま、狙われるのはやはりアジア人。もともとアジア人は警戒心が薄く、物を取りやすい相手と見られ、狙われやすい存在ですから、ほかの人に比べ100倍は気をつけている必要があります。

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ここ最近のスリについての情報です。

メトロ内でのスリ、ひったくりが増えています。通常スリは気づかない間に盗られているものですが、手に持ったスマートフォンを強奪されるケースも増えています。

周囲で耳にするのはやはりアジア人が被害者であることが多いです。

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被害を受けた場合は、その区の警察署に被害届を出す必要があります。ただし夜間など、警察署が閉まっていて緊急の場合は最寄りでなくとも開いている警察署で構いません。

残念ながら盗まれたものが出てくる確率はほんのわずかですので、まずは盗られないようにきっちり対策することが大切です。

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対策

*鞄は自分の目の届くところにしか身につけない

リュックサックは論外です。

ご自分の前に下げるようにしましょう。斜めがけの方がひったくられる確率が減ります。手提げ鞄は避けた方が無難です。

*必ずきっちり閉まる鞄を使う

閉まらないトートバッグなどには貴重品は絶対入れないようにしてください。ジッパーか硬いボタンでしっかり閉まる鞄の、さらに中ポケットに貴重品はしまうと安全です。二重三重の対策を施しましょう。

*わかりやすい高級品は使わない

ブランドロゴやデザインが入ったわかりやすい高級品はスリの格好の餌食です。その鞄でなくとも身の回りのものを狙われる可能性があります。高級腕時計もできるだけ使わない、または使う際は公共交通機関を使わないことをおすすめします。

*スマートフォンを使わない

人目のつくところでスマートフォンをいじらない、見せないようにしましょう。

以前よりスマートフォンのスリは横行していましたが、観光客激減から急激にメトロ内でのスマートフォン被害が増えています。

それも手にして使っている最中に強奪されるというもの。おもに電車待ちのホームでの被害です。

しかも女性が狙われることも多く、相手に歯向かえない、力の差があり目の前で盗られても、どうしようもないといったケースが多いようです。

どうしても暇つぶしが必要なら読書がおすすめです。パリジャンも読書が大好きです。

*ひとりの時も誰かといる時も

ひとりでいる際には気を張って行動していても、友人らと話をしながらだと気が緩んでその間にすられる、ということが少なくありません。

また子連れの方は先に子供を守ると見られ、ターゲットになりやすいのでより一層お気をつけください。

*叫ぶ度胸

電車内で、あ、スリだなと思った際は勇気を持って「スリがいます、注意してください。il y a des pickpockets, faites attention!!」など大声を出しましょう。

周囲の人が警戒してざわつくため、スリが逃げていきます。たくさん言えない、というときはとりあえず「pickpocket 」といえば通じます。

注)フランス語でスリ、はピックポケットと言います。

*堂々とする

ちょっと厚かましいかな?と思うくらい堂々と立ち振る舞いましょう。

明らかに土地慣れしていない、不安そうな雰囲気にスリは寄ってきます。暴虐無人と堂々と振る舞うことは違いますのでそこはご注意ください。

*手ぶらの人に注意する

荷物を持たず、装いがあまりきれいでない人が駅構内でついてきているなと感じたら警戒しましょう。

特に乗り換え駅に多いです。心配なら乗り換え線の多い大きな駅を使うことを避けましょう。

私はよく足元を見て判断しています。

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長年住んでいればなんとなく、この道はよくないなとかメトロのこの線は注意が要るなということがわかってきます。

それでもふとしたときに被害を受けてしまうものです。

昔有名だったジプシーのスリ集団も、いまはヒジャブを使わず普通の洋服を身につけていますので、判別しづらくなってきています。

スリや強奪に遭うと物を失うだけでなく、自信もなくなり、町への不信感が募るものです。

まずは自分が油断している、誘き寄せるような装いでないかも確認しましょう。

快適なパリ滞在にするために、常日頃から注意しておくといいですね。

それではまた、à bientôt!

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筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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