ファッションと芸術の秋を堪能できる美術展4選。2021年まで開催予定

公開日 : 2020年10月20日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは!

ファッションウィークの終わったパリ。町はすっかりモード色です。

そこでいま注目のモード関連のエクスポジションを紹介します。どれも2021年まで開催されているので、新型コロナウイルスが猛威をふるっていますが、収束したらぜひ訪れていただきたいと思います。

1.「ガブリエル・シャネル〜ファッションの反逆者」展

2020年10月1日より、リノベーション工事が終了したパレ・ガリレア(モード美術館)でシャネルのエクスポジションが始まりました(2021年3月14日まで開催予定)。

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当時ファッション界に革新を起こしたガブリエル・シャネル(ココは愛称)のオートクチュールを堪能できるとあり大人気です。

もともとファッションに関する美術館で、18世紀からのファッションの歴史、現代のオート・クチュールのコレクションを見ることができます。

今回のエクスポジションではシャネルの167着の衣装、138個のアクセサリーの展示がなされています。またシャネルの5番に代表される香水の展示もあります。

来場者の方はやはりシャネルを身につけている方が多かったです。かなり混み合うため、1週間前には予約したほうがいいです。

■「ガブリエル・シャネル〜ファッションの反逆者」展 GABRIELLE CHANEL. MANIFESTE DE MODE

・開催地: パレ・ガリレア Palais Galliera

・住所: 10 Avenue Pierre 1er de Serbie 75116 Paris 16

・最寄駅: メトロIénaイエナ駅徒歩5分

・開館時間: 火〜日 10:00〜18:00(金曜日は21時まで。ただし21時以降の夜間外出制限が2020年10月17日より始まりますので変更の予定があります)

・休館日: 月曜

・URL(英語): https://www.palaisgalliera.paris.fr/en

・入場料: 大人 €14

2.「マン・レイとファッション」展

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続いてリュクサンブール宮殿美術館で開かれているマン・レイ展。シュルレアリスムの写真家として有名な彼の「写真家の隠れた素顔」が見られる展覧会です。今回は彼の作品をファッションの観点から探るという試み。ブランドではPoiret、Schiaparelli、Chanel、ファッション雑誌のVogue、Vanity Fair et Harper's Bazaarから提供されています。

1920年代、アートとファッションの融合は彼が生み出したと言っても過言ではありません。会場は小さいものの、ギュッと凝縮された濃い内容です。

■「マン・レイとファッション」展. Man Rey et la Mode

・住所: 15 Rue de Vaugirard, 75291 Paris,

・開館時間: 10:30〜19:00

・休館日: 12月25日

・会期: 2021年1月17日まで開催

・最寄駅: 10番線Odeon駅、4番線St-Germain駅

・入場料: 大人 €13、16歳〜25歳 €9、16歳以下無料

3. Van Cleef&Arpels提供「希少宝石展」

ダイヤモンドやルビー、エメラルド、アクアマリン、ターコイズ......なんとも豪華なジュエリー展が、5区パリ植物園内の国立自然史博物館で開かれています。500点以上の鉱石、ヴァン・クリーフ・エ・アーペル提供の下、 200点のジュエリーが見られます。

ただ美しい宝石を見るだけではなく、その価値を高めてきた宝石のカットや技術を学ぶことができ、アトリエも開かれています。

■「希少宝石展」 Pierres précieuses

・場所: Muséum national d'histoire naturelle Grande galerie de l'évolution 内

・住所: 36 rue Geoffroy St-Hilaire 75005

・開館時間: 10:00〜20:00

・休館日: 火曜

・会期: 2021年6月14日まで開催

・入場料: 大人 €12、子供 €9

4. 「クリスチャン・ルブタン」展

女性の心を鷲掴みにする、クリスチャン・ルブタン。

もはや単なる靴ではなく、芸術品と言えるそのデザインは世界中で愛されています。

生まれも育ちもパリの下町という、生粋のパリジャンであるクリスチャン・ルブタンは、フランス生まれのブランドとのコラボレーションも有名。パリのキャバレー、「クレイジー・ホース」の演出も手がけており、ルイ・ヴィトン、カール・ラガーフェルド Karl Lagerfeld、さらに老舗シャンパーニュブランド、パイパー・エドシックPIPER-HEIDSIECKと、ハイヒール型のシャンパーニュグラスも展開しています。

そんな彼の優美な世界観を余すところなく味わえるのが今回のエクスポジションのポイント。

場所はパリ中心地から少し離れていますが、会場も大きく見応えたっぷりです。

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■「クリスチャン・ルブタン」展 Christian Louboutin

・場所: Le Palais de la Porte Dorée 内

・住所: 293 Avenue Daumesnil 75012 Paris 12

・入場料: 大人 €12、子供 €9

以上、ファッションをさまざまな角度から楽しめるエクスポジションの紹介でした。どれも2021年まで開催されています。

フランスの主要8都市では新型コロナウイルスの感染者急増により、21時から6時までの外出禁止が発表されました。2020年10月17日0時より適用されます。期間は定まっていませんが少なくとも4週間。おそらくは6週間、12月の初旬まで続く見込みです。

日本の皆様もどうぞご自愛くださいませ。

それではまた、à bientôt!

※画像はすべて許可を得て掲載しております。

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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