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究極の1杯を求めて、パリ〜グアテマラの旅。La cafeotheque

カテゴリー:ショッピング・雑貨・お土産 / レストラン・料理・食材 / 生活・習慣・マナー 投稿日:2020年7月 9日

Bonjour こんにちは!
皆さまは本当においしいコーヒーを味わったことがあるでしょうか。
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15年前、パリに彗星のごとく現れたカフェがあります。
店主が世界一のコーヒーが味わえる場所と自負する、la cafeotheque。
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パリ右岸、le pont Saint-Paul サン・ポールやle pont Marie ポン・マリに近くにある隠れ家のようなたたずまいのプチカフェです。91236B80-86B5-4786-8693-21A252324C31.jpeg

パリには無数のカフェがありますが、どこででもおいしいコーヒーが飲めるわけではありません。
伝統的なカフェテラスで飲むコーヒーは、味わうよりも時間を過ごすお供としての役割を担っていることが多いのです。

近年、ようやくその在り方も変わってきて、おいしいコーヒーが飲める新しいスタイルのカフェも増えてきました(先日ご紹介した15区のGood News Coffeeもそのひとつ)。
その先駆者がこのla cafeothequeなのです。

2005年にオープンして以来、これまでフランスの新聞『Le Monde』紙やニューヨークタイムズ、アラン・デュカス氏の著作『J'aime PARIS』など数々のメディアにも取り上げられてきた実力派。豆の産地、焙煎、挽き方、抽出方法などすべてにこだわりがあります。

店内は豆を焙煎する芳しい香りがたちこめています。
選び抜いた産地から取り寄せた焙煎前の生豆を、店内で直火焙煎しているためです。
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店主のグロリアさんはグアテマラに住んでいた際に現地のコーヒーの味に驚愕、パリに戻ったあと、パリジャンに本当においしいコーヒーを飲んで欲しいと思うようになり、カフェをオープン。

娘のクリスティナさんにお話をうかがいました。
「そのときパリにはおいしいコーヒーなんて存在しなかったの。本当にひどいものだったのよ。近年ようやくまともなものを提供する店が増えてきたわ。少しずつだけれどね」
ここCaféothèqueがパリ初のシングルオリジン(ひとつの産地の豆から抽出したコーヒー)の提供を始めたことをきっかけに、今、パリにはたくさんのカフェが増えてきました。
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「日本人はおいしいコーヒーを知っていると思うわ。ブルーマウンテン(キロマンジャロでとれる高級豆)だって広めたのは彼らなのよ」
日本はシングルオリジンの点ではフランスよりもずいぶん進んでいるのです。

「産地がいちばん重要よ。各農家と直接やり取りして買いつけているわ」というこだわりの豆は常に生の状態で30種類は用意。電気を使った焙煎機はいつも稼働しており、その芳しい香りには圧倒されます。
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お店のカウンターには20種類の豆が常備され、その場で挽いてもらって購入することも可能です。豆の種類によって値段は変わりますが250g、€8.5からとお手頃。
このお店の発祥ともいえるグアテマラの豆は必ず毎日常備しています。
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味にこだわるコーヒー店では日本製のドリッパーが置いてあり、少しうれしくなります。
日本では一般的な1杯ずつ淹れる飲み方は贅沢なんですね。

店内で飲む場合は日替わりで毎日3種類から選ぶことができます。
フルーティな香りのもの、スパイシーなものなど好みに合わせて選ぶことができます。
「この銘柄、と決めつけるのではなくてその日の気分に合わせて選ぶのが一番よ」とアナスタシアさん。「どの淹れ方もそれぞれにおいしいけれど、豆本来の味を楽しみたいならChemexかコールドドリップね」。
24時間かけて抽出するコールドドリップは香りもすばらしく、とても飲みやすいです。

もともとあまりコーヒーは好きではなく、カフェクレームやカフェモカを飲むことが多かったのですが、このカフェに来ておいしいコーヒーは飲みやすいものだと知ることができました。それだけに誰でもできることではなく、知識と技術が必要なのです。

このお店ではコーヒー本来の味を広めるべく、バリスタ養成のアトリエ講座もあります。
お店の人が英語に通訳もしてくれます。2週間しっかり学べるのででコーヒーショップを開きたい人にはおすすめのコースとなっています。
また旅行者の方でも学べるイントロダクションとして知識を深める2時間の講座もあります。


店内はとても居心地がよく、常連客も観光客も分け隔てなくくつろいでいます。
「世界中の人にもっとコーヒーのおいしさを知って欲しいわ」。
クリスティナさんは芸術家の支援もしており、店内を飾る絵はフランス人アーティストのエクスポジションの場でもあります。季節ごとに変わるそう。
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今季はMélanie Dufloさんの作品。グアテマラの風景を彼女の視点から写しとった景色が描かれています。

入口にはメッセージノート。ここを訪れたお客さんが思い思いに言葉を残してゆきます。
おいしいコーヒーのもとには世界中から人が集うのですね。
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カフェソムリエの淹れる究極の1杯。
世界でいちばんのコーヒーを一度ご賞味ください。

■La Caféothèque
・住所: 52 Rue de l'Hôtel de ville, 75004 Paris, France
・アクセス: メトロ7番線Pont Marie駅徒歩1分、またはメトロ1/11番線Hôtel de ville駅徒歩5分
・営業時間: 9:00〜19:00
・URL: https://www.lacafeotheque.com/
・メニュー例: エスプレッソ€2、カプチーノ€5、ケーキ€4から。
コーヒー本来の味が味わえる、24時間抽出の氷入りのコールドドリップ(€5)またはChemex(720mlで€14)がクリスティナさんのおすすめ。

(※写真はすべてお店、お店の承諾を得て掲載しております)

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ひろみさん

フランス・パリ3特派員のひろみさんが現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:ひろみさん

ひろみさん

大学ではフランス文学を専攻していました。が、いざパリに住んでみてびっくりな事がたくさん!そしてその度にますますフランスが大好きになっています。 日本とフランスには、似ているところもたくさんあると考えています。料理、言葉、そして人も。 日常から発見した小さなことからフランス流のびっくり処世術までジャンルを問わず書いていくつもりです。みなさまのご旅行のお役に立てれば幸いです。よろしくお願いします。 DISQUS ID @disqus_YiMFobfFiT

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