フランス料理は堅苦しい?マナーetc...

公開日 : 2020年01月19日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは!

カフェドフロール夜

世界三大料理のひとつ、フランス料理。パリに旅行される際、何を食べるか悩ましいほど選択肢がありますよね。レストランで美味しいものを食べたいけれど、時差ぼけや観光で胃が疲れて、フルコースなんて食べきれないし...そんなときもレストランを諦める必要はありません。

実はフランス料理、コースで必ず食べなければならないわけではないのです。

〜フランス料理の順番〜

Amuse アミューズ

Entrée 前菜

Plat メイン

Dessert デザート

Café コーヒー、またはお茶

基本はこの順番となります。

前菜前にスープや、デザートの前、もしくは代わりにFromage チーズだったり、プチフールという小さな指でつまめるお菓子があったり、メインが魚とお肉ふたつだったりすることもあります。

ですが、毎食こんなに食べられない! という場合、普通のレストランであれば前菜とメインやメインとデザートだけという選択肢があります。平日お昼であればメインとコーヒーだけも可能なのです。

アミューズが出てくる場合、アミューズとメイン、そしてコーヒーだけでも十分ランチになります。

ちなみにアミューズは和食の先付が発祥という説もあります。amuse bouche と書くようにお楽しみ、サプライズですね。

食後、デザートのあとに飲むコーヒーにはたいてい、小さなお菓子petit four が添えられています。ビスキュイだったりチョコレートだったり、マドレーヌだったり。これもamuse-gueule アミューズともいいます。

ふたり行って、ひとりは前菜とメイン、もうひとりはメインとデザートにして前菜とデザートを分けっこすることもできますよ。

もちろん注文の際に分けっこしていい? (est-ce qu'on peut partager?)と聞くのが無難。店によっては二人分に分けてから持ってきてくれます。

またお店で出されるパンは無料。これはフランスの誇りともいえます。リゾットを頼んでも米は野菜という考えからか、パンがついてきます。

そして、よりスムーズに快適にレストランで過ごすために、日本とは違うけれどフランスでは当たり前というルールに注意しておくと良いかもしれません。

・料理が来るまでにナフキンserviette を膝にかけておく。お手拭きはありません。

・自分の料理は自分で食べる。食べている最中に皿ごと同行者と交換したりはしない。

・大きな音を立てない。会話はいいのですが、食器やすする音は好まれません。

・乾杯! といってワイングラスを当てるのは、割れることがあるので避けましょう。

・飲み物、特にワインは男性がいる場合男性が注ぐ。

・店の人を急かさない。

細かいルールは言い出せばキリがありませんが、大事なのは楽しく食事をすること。だから食べられないのにコースで食べないと! と無理に注文する必要はないのです。

フランスでは何事もゆっくりなため、時間もかかります。メニューを渡されてから注文全然とりに来ないぞ、と思ってもいつかは来ます。その間会話を楽しんでね、という雰囲気です。次の料理もいつかはきます。お会計も必ずされます。大丈夫。せっかくなのでのんびり楽しんでみてください。

旅行中の食事は重要なポイントですよね。質問があればなんでも受け付けます!

それではまた、à bientôt!

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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