フランス料理は堅苦しい?マナーetc...
Bonjour こんにちは!
世界三大料理のひとつ、フランス料理。パリに旅行される際、何を食べるか悩ましいほど選択肢がありますよね。レストランで美味しいものを食べたいけれど、時差ぼけや観光で胃が疲れて、フルコースなんて食べきれないし...そんなときもレストランを諦める必要はありません。
実はフランス料理、コースで必ず食べなければならないわけではないのです。
〜フランス料理の順番〜
Amuse アミューズ
Entrée 前菜
Plat メイン
Dessert デザート
Café コーヒー、またはお茶
基本はこの順番となります。
前菜前にスープや、デザートの前、もしくは代わりにFromage チーズだったり、プチフールという小さな指でつまめるお菓子があったり、メインが魚とお肉ふたつだったりすることもあります。
ですが、毎食こんなに食べられない! という場合、普通のレストランであれば前菜とメインやメインとデザートだけという選択肢があります。平日お昼であればメインとコーヒーだけも可能なのです。
アミューズが出てくる場合、アミューズとメイン、そしてコーヒーだけでも十分ランチになります。
ちなみにアミューズは和食の先付が発祥という説もあります。amuse bouche と書くようにお楽しみ、サプライズですね。
食後、デザートのあとに飲むコーヒーにはたいてい、小さなお菓子petit four が添えられています。ビスキュイだったりチョコレートだったり、マドレーヌだったり。これもamuse-gueule アミューズともいいます。
ふたり行って、ひとりは前菜とメイン、もうひとりはメインとデザートにして前菜とデザートを分けっこすることもできますよ。
もちろん注文の際に分けっこしていい? (est-ce qu'on peut partager?)と聞くのが無難。店によっては二人分に分けてから持ってきてくれます。
またお店で出されるパンは無料。これはフランスの誇りともいえます。リゾットを頼んでも米は野菜という考えからか、パンがついてきます。
そして、よりスムーズに快適にレストランで過ごすために、日本とは違うけれどフランスでは当たり前というルールに注意しておくと良いかもしれません。
・料理が来るまでにナフキンserviette を膝にかけておく。お手拭きはありません。
・自分の料理は自分で食べる。食べている最中に皿ごと同行者と交換したりはしない。
・大きな音を立てない。会話はいいのですが、食器やすする音は好まれません。
・乾杯! といってワイングラスを当てるのは、割れることがあるので避けましょう。
・飲み物、特にワインは男性がいる場合男性が注ぐ。
・店の人を急かさない。
細かいルールは言い出せばキリがありませんが、大事なのは楽しく食事をすること。だから食べられないのにコースで食べないと! と無理に注文する必要はないのです。
フランスでは何事もゆっくりなため、時間もかかります。メニューを渡されてから注文全然とりに来ないぞ、と思ってもいつかは来ます。その間会話を楽しんでね、という雰囲気です。次の料理もいつかはきます。お会計も必ずされます。大丈夫。せっかくなのでのんびり楽しんでみてください。
旅行中の食事は重要なポイントですよね。質問があればなんでも受け付けます!
それではまた、à bientôt!
筆者
フランス特派員
HIROMI
2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。