【生活情報】電車もバスもだめなら...? 自転車に乗る際のルール確認

公開日 : 2019年12月18日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは!

ストライキが始まって13日が経過しました。交通機関による影響は大きく、町のあちこちでトラブルが発生しています。

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電車はほぼすべての線が止まるか本数を減らしての運行のため、メトロの駅構内には人があふれています。通勤時間はできれば使いたくないですね。

市内もパリ周辺も凄まじい渋滞のため、バスは歩くより時間がかかることも。

2019年10月の記事でもお伝えしたように、自転車での市内の移動はとても便利で楽しいです。

ストライキ続行中の現在、パリジャンも自転車とスクーター利用者が急増しています。

普段よりもさらに運転に注意が必要と思われますので、自転車のルールについて再確認です。

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◆基本事項

+ヘルメットの装着

+自転車は車両扱い、車道を走行

※車の右側、または自転車専用レーンを走行

+道路では自転車マークに従う

+手信号でウィンカーを出す

◆禁止事項

+歩道を走る→135ユーロの罰金

+通話、音楽を聴きながらの走行→135ユーロの罰金

+飲酒運転→135ユーロの罰金

+信号無視→135ユーロの罰金

+超スピード運転→35ユーロの罰金

※ただし自転車は車両扱いで道路を走行するため、のんびり走ることも事故の危険性があります。

+定められた場所以外への駐車→35ユーロの罰金

※どこに停めても盗難の恐れがあります。自転車本体だけでなく、タイヤの前輪、後輪にもそれぞれ鍵をつけてください。

※ベリブも盗難の恐れがあります。一時駐車する際には周囲を確認してからにしてください。

+一方通行無視・

 一時停止無視→135ユーロの罰金

※車と同じく道路標識を見てください。ただし「sauf vélo 自転車をのぞく」の表示があれば走行可能です。その場合、対向車に気をつけてください。

+手信号なしでの左折、右折→35ユーロの罰金

※左折の際は左腕を、右折の際は右腕で手信号を必ず出してください。

+2人乗り→35ユーロの罰金

+2人以上の横に並んでの走行→35ユーロの罰金

現在街には自転車やスクーターだけでなく、スケートボード、ローラースケートなど多種多様な手段が増えています。全員が運転に慣れているわけではなく、明らかに事故が増えています。

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さらに車の運転手、特にタクシーは運転が荒く、自転車優先道路であっても煽り運転されることもあります。

私も自転車に乗る際は、事故を引き起こさないよう常に気を引き締めて運転しています。日本と違い車道を走るのに慣れるまでは怖いこともありました。

特に、rond-point ロンポワンと呼ばれるサークル状の形をしている交差点は日本にはあまり普及してはおらず、交通ルールを理解することが難しいです。代表的なロンポワンは凱旋門やバスティーユ広場で、付近になると、この先注意と道路標識が出ていますので、できるだけ避けて運転してください。困ってしまった際には一度下車し、押して歩くのもひとつの手です。

自転車に乗る際は車両を運転している意識を持ち、交通ルールを守って走行するよう心がけてください。

それではまた! à bientôt!

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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