2022年6月1日からの水際対策含めた日仏間の最新往復渡航情報を総まとめ
カテゴリー:お知らせ / 交通・鉄道・航空 / 旅行・ツアー・ホテル / 治安・渡航安全情報 / 通信・携帯・インターネット 投稿日:2022年5月31日
2022年6月1日から日本の水際対策がさらに緩和されます。日本またはフランスの新型コロナ対策が変更する度に、特派員ブログではポイントをお知らせしてきましたが、6月以降より本格化するだろう海外渡航に向けて、現状のルールを一つに見やすくまとめました。
日本からフランスへ行く時にすべきこと
フランスはその国の状況によって海外の国または地域を「緑」「オレンジ」「赤」の3つに区分しています。日本は、もっとも軽度である「緑」です。「緑」の場合は、次のようなルールです。
つまりワクチン接種済であれば、検査などは特に必要なくフランスへ入国できます。フランスを出入国するにあたって特別な理由も必要ありません(コロナ禍の一時期は必要でした)。
では「ワクチン接種済」というのは、どの状態を言うのでしょうか。フランス政府は次のように述べています。
ワクチン接種済または未接種どちらでも、「欧州デジタル式旅客位置情報フォーム(dPLF)」の記入が必須です。これは、フランスに渡航するすべての人が入力しなければいけない書面で、オンラインで申請
できます。空港での搭乗待ち時間などに記入しておきましょう。記入を忘れた場合は飛行機内などで紙のものをもらえます。
フランス入国に関しての手続きは以上です。なおフランスへの出発当日は、パスポートなどに加えてワクチン接種済の人は「新型コロナワクチン接種証明書」を忘れずに! 口頭で「接種しました」と申告しても証明になりません。
フランスから日本へ行く時にすべきこと
日本は、オミクロン株に対する状況を踏まえて、海外の国や地域を「赤」「黄」「青」の3つに区分しています。その区分に応じて日本入国の際に水際対策が行われています。フランスからの入国は、もっとも軽度である「青」です。「青」の場合は、次のようなルールです。
出国前72時間以内に実施する検査証明書とは、どういうものを指すのでしょうか。これはPCR検査による陰性証明のことです。厚生労働省はその検査結果を、原則として厚生労働省が定めるフォーマットに記載してもらうことを求めています。その所定のフォーマットへの記入が難しい場合は、それ以外のフォーマットでも可としています。ただし、定められた検査方法と違う、または項目について記入漏れがあると、いくら陰性であっても証明書としては有効になりません。
【2022年6月11日追記】
記入が必須とされてきた項目のうち7項目が削除され、検査証明の記載条項が簡略化されました。情報が英語または日本語で記載されていれば任意のフォーマットでも良く、また所定のフォーマットについても簡略化後の最新版が配布されています。以前のフォーマットも引き続き使えます。詳しくは「帰国時の出国前PCR検査の記入項目が簡略化、パスポート情報、医療機関の印影など不要に
」にまとめました。
所定のフォーマットは各国語に訳されたものが厚生労働省のサイト
からダウンロードできます。検査証明書へ記載すべき内容や指定されている検査方法についても、厚生労働省のサイト
をご覧ください。
日本の所定のフォーマットに記入することに慣れている検査機関のリストが在フランス日本国大使館のサイト
に載っていますので、検査場所に迷っている人は参考にしてみてください。
検査証明書を取得できたら、出発前に「ファストトラック」と呼ばれるスマホのアプリ「MySOS」を使ったシステムから、事前にオンライン提出できます。MySOSのダウンロード方法や使い方については、厚生労働省のサイト
に詳しい説明があります。
これらが整ったら日本行きへの準備は完了です。ただし、出国72時間前検査の時点で陽性が出た場合は、飛行機へ乗ることができませんので、そのリスクも含めて旅行計画を練ることをおすすめします。
フランス国内での過ごし方
フランス国内では、2022年5月16日から公共交通機関のマスク着用義務が解除されました。それより以前から、飲食店など屋内公共スペースでのマスク着用義務は解かれていますので、現在マスク着用が必要な場所は、医療機関などのみとなりました。
一般的な旅行時において、マスクが義務となる場面は通常ありません。ワクチンパスも現在は運用が停止されています。
参照: 在フランス日本国大使館
、厚生労働省
、在日フランス大使館