フランス渡航時に必要なPassenger Locator Formがデジタル化、事前電子申請が可能に

公開日 : 2022年02月11日
最終更新 :
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日本からフランスへ渡航する際に必要な書類は、現時点(2022年2月11日)では以下の4点です(「フランス入国はワクチン接種者でも48時間以内の陰性証明を義務付け【2021年12月4日〜】」参照)。

1. ワクチン接種証明書

2. 出発48時間以内の陰性証明(PCRでも抗原検査でも、どちらでも可)

3. 新型コロナ検査を受けることを認める宣誓書

4. Passenger Locator Form(EU-PLF form)

5. パスポート

このうち、Passenger Locator Formがデジタル化されています。

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Passenger Locator Form(EU-PLF form)とは、搭乗者の連絡先やフランス国内滞在時の住所を記入し、旅行者の位置情報を把握するための書類です。機内において濃厚接触などの可能性があった場合、当局から当事者への連絡を迅速に行うために用いられます。フランス外務省によると、Passenger Locator FormはEU加盟国に到着する旅行者のためのもので、EU加盟国によって形式は異なりますが、フランス入国する旅行者には記入が義務付けられています。

EU-PLF formは電子申請が可能です。電子申請(dPLF)はEU-PLFのウェブサイトより行えます(フランス語以外に英語版などあり)。もし記入を忘れた場合は、機内で客室乗務員より申請用紙をもらい、その場で記入ができます。

なお、フランス政府が判断した感染状況のカテゴリーとしては、現時点(2022年2月11日現在)で日本は「グリーン」に分類されている国です。そのため日本からフランス入国する場合には、上記のフォームで問題ありませんが、「オレンジ」や「レッド」に分類された国(グリーンより感染状況が悪い国)から入国する場合は、Eos electronic formの事前申請が必須です。申請はフランス政府のウェブサイトからできます。

参照: フランス外務省

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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