EU域外からフランス入国する外国人向けの衛生パスの申請方法が変更に【2021年11月5日〜】

公開日 : 2021年11月10日
最終更新 :
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EU域外からフランスへ渡航する人向けの衛生パスの一部申請方法が、2021年11月5日より変更になりました(以前の申請方法は「フランス入国する外国人旅行者向け衛生(ワクチン)パス申請方法まとめ【2021年8月27日~】」)。

日本ですでに2回の新型コロナウイルスのワクチン接種を行なっている場合、以前は必要書類を揃えてオンラインから申請を行なっていましたが、留学生以外の外国人の場合、現在はフランス国内の薬局が、その申請業務を代行するようになりました。変更点をまとめます。

薬局で申請できるのは留学生以外

新型コロナワクチン接種を規定回終えることでもらえる衛生パスの申請方法は、フランスでの滞在身分によって変わります。留学生の場合は依然オンラインで直接申請しますが、それ以外の人は、フランス国内の薬局が申請業務を行うようになりました。

指定の薬局で、パスポートとワクチン接種証明書の紙の原本を提示し、衛生パスを取得します。原本には姓、名、生年月日、ワクチン接種日、使用したワクチン、ロット番号(可能であれば)、注射回数、ワクチン接種国が含まれている必要があります。費用は€36(税込)です。

薬局の一覧はフランス外務省のウェブサイトに掲載されています。

申請対象となるワクチンと回数および経過時間

フランスにて衛生パスを申請するには、ヨーロッパ医薬品庁により承認されたワクチン、または同等のワクチンを接種済みで、定められた期間が経過した人に限られます。具体的には以下のいずれかです。

- 1回接種型ワクチン(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の接種後4週間以上

- 2回接種型ワクチン(ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ)の2回目接種後7日以上

- 新型コロナウイルス感染症回復者で接種後7日以上(この場合、必要な接種回数は1回のみ)

- WHO緊急使用リストに掲載されたワクチン(シノバック/コロナバック、シノファーム/BBIB-PVeroCells)を2回接種後、mRNAワクチン(モデルナまたはファイザー)1回の追加接種後7日以上

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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