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パリの新しい現代美術館ピノー・コレクション、安藤忠雄の建築でブルス・ド・コメルスがリニューアル

カテゴリー:レストラン・料理・食材 / 文化・芸術・美術 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2021年6月30日

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現代美術のコレクターであるフランソワ・ピノー氏のコレクションを展示する、パリの新しい博物館「ブルス・ド・コメルス」が、先月2021年5月22日に開館しました。旧・穀物取引所の建物を使い、内装を建築家の安藤忠雄氏がデザイン。いまパリで注目の観光スポットです。

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ブルス・ド・コメルスの内部構造


ブルス・ド・コメルスでまず圧倒されるのが、安藤忠雄氏の代名詞とでも言えるコンクリート構造。丸い歴史的建造物の中にぐるりと収まる、円筒のコンクリート壁による新空間が新たに作り出されています。ガラスの屋根組みからの採光と、その採光部を囲む巨大な壁画、それらが展示スペースの上部を飾ります。

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円筒のコンクリート構造の外側には、旧穀物取引所時代からの部屋が、建物の外側に沿って並んでいます。地上階は展示スペースとショップなど、1階と2階が展示スペース、3階にはミシェル&セバスチャン・ブラス親子によるレストラン「Halle aux Grains 」が入ります。


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円筒の壁は登れます。コンクリート壁は外側に階段が備えつけられ、一段高いところから内部構造を眺められることに加えて、地上階から1階そして2階へのアクセス通路にもなっています。


現在開催中の企画展


円筒のコンクリート構造に囲まれた中央の巨大スペースでは、現在、現代美術家ウルス・フィッシャーの企画展が開催中です。


中央部分には、後期ルネサンスのイタリア彫刻家ジャンボローニャの作品を蝋燭で模写した彫刻が飾られ、蝋燭のように火が灯されています。彫刻の上部に点けられた火により、蝋が溶けることで形が日々変化しています。


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外側に面した1階展示室では、アフリカ系アメリカ人アーティスト、デイヴィッド・ハモンズの作品が公開されています。ハモンズはヨーロッパではほとんど重要視されてこなかったため、今回のように作品を一堂に会して公開するのは、いままでになかった試みだそうです。


2階では、これまで未発表だったピノー・コレクションの写真作品が初めて展示されています。 ミシェル・ジュルニアック、シンディ・シャーマン、マーサ・ウィルソン、ルイーズ・ローラー、シェリー・レヴィーン、リチャード・プリンスという、6人のアーティストによる写真です。


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Bourse de Commerce - Pinault Collection(ブルス・ド・コメルス ピノー・コレクション)
住所: 2 Rue de Viarmes 75001 Paris


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守隨 亨延

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守隨 亨延

ジャーナリスト。愛知県出身。ロンドンにて公共政策学修士を修めた後、日本でガイドブックおよび雑誌記者として活動する。2009年に渡仏。ANNパリ支局勤務を経て、現在は株式会社プレスイグレック代表。専門は日仏比較文化と社会、ツーリズム。取材経験はカンヌ国際映画祭、ユネスコをはじめ国際機関、パリ同時多発テロ事件、フランス大統領選など。欧州を中心に約60カ国800都市に渡航経験あり。フランス外務省発行記者証所持。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。お仕事などのお問い合わせは株式会社プレスイグレック、またはメールにて。
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