12月15日から日中の証明書携行が不要に 夜20時〜翌朝6時は外出禁止【フランス新型コロナ制限措置】
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フランスのカステックス首相および新型コロナウイルス対策の関係閣僚が2020年12月10日に記者会見を行い、12月15日から1日の新規感染者が5000人を下回った場合に実施予定だった外出制限の解除について、今後の予定を述べました。
現状、新規感染者数は減少しておらず横ばいであり、目標である5000人を下回る見込みがないことから、12月15日より日中の外出には証明書の携行は不要になります。一方で、夜20:00〜翌朝6:00の夜間外出禁止令が出されます。
夜20:00~朝6:00は、夜間外出禁止令が実施されます(海外領土には適用されず)。夜間外出禁止時間以外の日中の移動の際には特例外出証明書の携行は不要です。12月24日は夜間外出禁止令の例外日となっていますが、大人6人を超える集まりはできません。12月31日の夜は夜間外出禁止令が適用されます。
夜間外出禁止時間の移動は、職場と自宅間の移動、健康上の理由、子供の世話や介護などの家族に関する理由、公益上の理由、ペットの散歩などの限られた理由のみで、新たな形式の特例外出証明書(下記に詳細を説明)を紙または電子媒体で携行する必要があります。20:00以降の運動は禁止です。
映画館、劇場、美術館、スポーツ施設、動物園、サーカス、ゲームセンターやカジノなどの人が集まる施設の閉鎖を延長し、フランス政府は2021年1月7日の再開を検討中です。そのほかの現在閉鎖中の施設は、引き続き1月20日の再開を検討しています。
▲特例外出証明書(左)と職務移動証明書(右)
外出制限中に止むをえず外出する場合は、特例外出証明書の携行が必須です。同証明書はフランス政府ウェブサイトからダウンロードできます。
スマホなど電子端末を使う場合、以下のリンクから必要事項を記入して、QR コードつきPDF ファイルを生成します。紙版の場合は、以下のリンクからダウンロードして、必要事項を記入、それぞれ当局の求めに応じて提示します。
■特例外出証明書
- 電子版(フランス語)
- 紙媒体(フランス語):PDF
/DOCX
/TXT
/FALC
- 紙媒体(英語):DOCX
違反した場合は初回€135 、期限内に支払いがない場合は€375、15日以内の再犯は€200、期限内に支払いがない場合は€450、30日以内に3度目の違反は€3750と6ヵ月間の禁固刑が科されます。
地方間の移動は解禁されます。日中の移動が推奨されますが、切符があれば乗り換えを理由とした20:00以降の飛行機や電車による移動は認められます。
フランスの海外領土との行き来の際には、出発前の陰性証明が必要となります。感染防止措置は各地において異なるため、フランス政府のウェブサイト
を参照してください。
▲12月10日のカステックス首相らの会見
参照:在フランス日本国大使館