ザ・ペニンシュラ・パリの2020年ブッシュはキャビアを使用、星つきのクリスマスメニューは持ち帰り可

公開日 : 2020年11月30日
最終更新 :
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クリスマススイーツを紹介する第4弾は、パリのパラスホテル「ザ・ペニンシュラ・パリ」です。9月に現地メディアを招いて催された、ザ・ペニンシュラ・パリが提供する2020年のクリスマスグルメを紹介します。なお、第1〜3回は以下のリンクからどうぞ。

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2020年はキャビアなどを使った異色のブッシュ

パリのホテルは、設備などを基準に1〜5の星でランクづけされており(それ以下は、星なし)、さらに5つ星より上のホテルは「パラス」と呼ばれています。ザ・ペニンシュラ・パリは、パリにあるパラスホテルのうちのひとつ。同ホテルのレストラン「ロワゾー・ブラン」のシェフ、ダヴィッド・ビゼ氏が今年提供するクリスマスケーキが、この真っ黒なブッシュ・ド・ノエルです。

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見た目に驚くかもしれませんが、じつは材料はさらに驚くものを使っています。当日はビゼ氏が直接、各媒体の記者に今回のブッシュ・ド・ノエルや料理を説明して回りました。こちらがビゼ氏。こんにちは!

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ビゼ氏は、今回のブッシュ・ド・ノエルに通常は前菜や主菜に使われるような、塩味の食材を用いました。香ばしくグリスしたバニラ、ローストしたソバの実、柔らかいビスキュイに、ガナッシュのバニラホワイトチョコレートを使っています。クリーミーな中身には、キウイとキャビアのフレーバーが加えられています。

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ビゼ氏は、今回のブッシュ・ド・ノエルに海の塩味を取り入れた方向性を、ノルマンディーの海岸を家族で散策している際に思いついたそうです。そして「このレシピは、クリスマスが私たちそれぞれを活気づけてくれる、心に抱く夢を表現している。しかし、味覚の体験は型にはまらない方法で提供した。(通常スイーツでは使わないようような)珍しい味を持ち寄り、創意工夫と伝統を調和させることが目的だった」と述べます。

購入には、少なくとも72時間前までの事前予約が必要。受け取りは12月23日、24日、25、31日のみです。

ミシュラン星付きのクリスマスディナーを自宅で

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同ホテルのレストランはミシュラン1つ星に輝くすばらしい場所ですが、今年の年末年始は新型コロナウイルスの制限措置のため休業しています。その代わり、持ち帰りで年末のメニュー(ひとり€120)を提供。こちらもブッシュ・ド・ノエルと同じく事前予約は必須で、12月23日、24日、25、31日に受け取り可能です。

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・住所: 19 Avenue Kléber 75116 Paris

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フランス・パリ特派員ブログでのクリスマス企画記事、以下もあわせてどうぞ。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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