今夏営業のエッフェル塔前のテラス「Taisho」 ミシュラン星付き山岸シェフの限定料理を食べてきた

公開日 : 2020年08月12日
最終更新 :
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パリは連日、気温30度後半の暑い日が続いています。冷房設備がない家がほとんどですので、どの家も窓を閉め切り家の中に外気を入れず、日中の暑さをしのぐのにたいへんです。

そんな日々ですが、夏バテ防止にカレーを食べに行こうと思い、以前の特派員ブログ(「エッフェル塔前にテラスレストランが期間限定オープン、料理担当にミシュラン星付きシェフ山岸啓介氏」)でも紹介した、トロカデロ庭園にある水族館「アクアリオム・ド・パリ」の夏季限定テラスレストラン「Taisho(大正)」(2020年6月24日〜8月30日)へ行ってきました。

なぜ水族館でカレーなのかというと、じつは同レストランの料理担当に、パリ市内16区にあるミシュラン1つ星レストラン「エチュード 」のシェフ、山岸啓介さんが招かれており、メニューに日本のカレーがあるんです!

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同店では、フランス食材を使いフレンチ風味を効かせた和食が出されています。夏バテ防止は、まず食からなので、前菜からデザートまでひと通り食べることにしました。今回、私が選んだのは、前菜に牛のたたき、主菜にカレーライス、デザートにほうじ茶のパフェです。飲み物は柚子レモネードにしました。

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まず、牛のたたき。肉の柔らかさと、たたきの上にまぶされた鰹節の香ばしさが、いい対比になっています。加えて、柚子ソースがアクセントになっており、味に立体感が出ています。お肉は口に入れた瞬間はひんやりと、そのあとは口腔の体温で脂が溶けていき旨味が出てきて、夏の前菜にぴったりでした。

さて、次はカレーライス。語彙が貧弱で申し訳ないですが、選択に間違いなし! 違和感なくどんどん口の中に運べ、飽きも来ず、毎日でも食べられます(というか、毎日山岸シェフの料理を食べられたら、それはそれでとても幸せですね!)。ルーは辛めというわけではないのですが、ときどきピリッとした味を感じられるのも、食べるリズムに変化をつけてくれます。カレーのお供として、柚子レモネードのさっぱり感も映えました。

最後はデザートのほうじ茶パフェ。もうね、外は真夏ですよ。そして今まで食べていたのがカレー。そのあとに運ばれたアイスクリームほど、おいしいものはないですね! ほうじ茶というフレーバーとその下に敷き詰められているフルーツ、そしてプロセッコの爽やかさで、コースの終わりの口の中を優しくランディングしてくれます。

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山岸シェフの「Taisho」は8月30日まで。あと半月しかありませんので、まだ訪れていない方は、ぜひ食べに行ってみてください。

・住所: 5 Avenue Albert de Mun 75116 Paris

・営業時間: 「大正」テラスは12:00〜22:00、水族館は11:00〜19:00(土曜夜は〜22:00)

・定休日: 水族館は7月14日

・最寄り駅: 地下鉄6、9号線Trocadéro

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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