ダビンチ特別展がパリのルーブル美術館で開催中、必須のオンライン予約方法まとめ【順に解説】

公開日 : 2019年10月29日
最終更新 :
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パリのルーブル美術館で開かれているレオナルド・ダビンチ展が人気です。ダビンチ没後500年を記念した特別展で、2020年2月24日まで館内ナポレオン・ホールで開かれています。ルーブル美術館はダビンチの名作『モナリザ』を所蔵していることで有名ですが、今回の特別展では世界各国からダビンチ作品を借り、一堂に集めました。

特別展への入場は、ルーブル美術館へ無料入館できる人も含めて、すべて日時指定の予約制。今月24日のロイター通信によると、すでに26万枚のチケットが販売済みとのことです。日本でもファンの多い同特別展の予約方法を、今回も順に公式サイトの英語ページを使って、順に説明していこうと思います。

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特別展はどのチケットを予約すればいいのか?

ルーブル美術館のチケットの予約・購入は、すべてルーブル美術館の公式チケットサイトから行えます。使える言語は英語・フランス語・スペイン語の3ヵ国です。ダビンチ展のチケットには、ルーブル美術館の常設展への入場券も含まれています。パリミュージアムパスの保持者などは、ダビンチ展と別にルーブル美術館の入場券を買う必要はありません。

ダビンチ展は予約必須です。予約がないと同展への入場はできません。パリミュージアムパス保持者で、ダビンチ展には興味がない(もしくは予約が取れずにあきらめた)けれどルーブル美術館には行くという人は、過去の記事「パリミュージアムパス所持者向けルーブル美術館のオンライン時間指定方法【順に解説】」も併せてご覧ください。

ダビンチ展のチケット購入方法

ルーブル美術館の公式チケットサイトへ行くと(PC版の場合)、以下のような画面が表示されます(2019年10月末現在)。上から2番目「Individual tickets for the Leonardo da Vinci exhibition(レオナルド・ダビンチ展の一般チケット)」がダビンチ展のチケット予約者向けですので、そこをクリック。

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ただし、常に混み合っているため、2019年10月末現在では、次のような画面になることがほとんどです。

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これは公式サイトへのアクセス制限がかかっている時に起こります。この画面になったら、自分の回が回ってくるまで待つ必要があります。順番が来たら、上述したように上から2番目の「Individual tickets for the Leonardo da Vinci exhibition(レオナルド・ダビンチ展の一般チケット)」を選ぶと、予約画面に変わります。

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1. Choose the date of your visit:日を選択

2. Choose your access hour:時間を選択

3. Choose a number of tickets (up to 6 tickets):人数を選択(6人まで)

まず画面で日時を選びます。すでに予約が埋まってしまっている日は、日付に横線が引かれ消されているため選べません。赤字で濃いグレーの背景になっている日が、まだいずれかの時間に余裕がある日です。その中から好みの日時を選択します。今、自分が選んでいる日、または時間は赤枠で囲まれます。

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3の項目はチケットの枚数です。ルーブル美術館の入場券を持っていない人は、上段の「Full fare admission visitors(通常入場料)」、入場が無料となる人でダビンチ展に行きたい人は下段の「Free of charge visitors(無料)」です。最大6人分まで予約できます。すべて選んだら一番下にある「Confirm(確認)」を押します。

次のページでは日時およびチケット枚数の内容確認をします。

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ここでも人数の変更は可能です。入場料に加えて、もしルーブル美術館に寄付をしたいと思ったら「I support the Louvre by donating(ルーブル美術館を寄付でサポート)」にチェックを。チェックすると2ユーロが美術館へ寄付されます。すべて確認したら「Confirm your order(申込確認)」を選び次のページに進みます。

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次に支払いをします。支払いのためには、ルーブル美術館のアカウントにサインインする必要があります。すでにルーブル美術館のオンラインアカウントをお持ちの方は、そのメールアドレスとパスワードでサインインを。まだお持ちでない方は、画面右下「Sign up(サインアップ)」でアカウントを作ります。

各自のアカウントでサインインすると、名前などを追記する画面になります。

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Title::敬称

Last name:氏

First name:名

Free admission:入場無料

入場無料でダビンチ展の予約をした人は、どの項目の無料枠かを選びます(年齢、ミュージアムパスなど)。それらを埋めたら「Payment(支払い)」で決済へ。

クレジットカードでの決済が済むと、申し込み概要の画面が出て予約完了です(入場料が無料の方は支払いは必要ありません)。当日はプリンターで印刷したチケットを持っていくか、モバイルチケットで入場できます。特別展への入場レポについては他の記事「パリのルーブル美術館ダビンチ特別展が開催中 人気具合を確かめに現地まで実際に行ってみた」にまとめました。併せてご参照ください。

2019年12月15日追記:

ダビンチ展の予約は、すでに開催期間すべての日時で埋まっているようです。予約がない場合は、当日飛び込みでのダビンチ展への入場はできません。

2020年1月5日追記:

人気のため予約が埋まっていたダビンチ展ですが、2月に追加の夜間開館が実施されます。ルーブル美術館は通常、毎週水曜と金曜が21時45分までの夜間開館日で、ダビンチ展もそれに準じていましたが、2月のダビンチ展は月曜と木曜に夜間開館が追加されました(日程は以下)。1月7日12時から追加分の予約受付が始まります。

■ダビンチ展追加夜間営業日

2020年2月3日

2020年2月6日

2020年2月10日

2020年2月13日

2020年2月17日

2020年2月20日

2020年2月10日追記:

会期の最後に再び追加枠が発表されました。2020年2月21日21時から同2月24日17時45分まで、3夜にかけて特別展が24時間(夜通し)開館します。しかも特別展への入場料は無料。要予約となっており、予約受付は2月11日から開始です。行きたくても行けなかったルーブル展の最後の機会です。予約はルーブル美術館の公式チケットサイトから。方法は上記をご参照ください。

【データ】

住所:Rue de Rivoli 75001 Paris

営業時間:9時〜18時(毎週金曜および第1土曜は〜21時45分)

レオナルド・ダビンチ展開催期間:2019年10月24日〜2020年2月24日

定休日:火曜

最寄り駅:地下鉄1、7号線Palais-Royal Musée du Louvre

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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