9月13日にパリで大規模スト 地下鉄10路線が終日運休しバスなども減便へ

公開日 : 2019年09月12日
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パリ交通公団(RATP)は、2019年9月13日に大規模なストライキの実施を予定しています。理由は政府が進める年金改革への反対。ストライキが実施される13日は、パリ市内を中心に公共交通機関が大幅に乱れ、2007年10月に行われたストライキ以来の規模になると、現地メディアでは報じられています。

本日11日夜のRATPからの発表、およびRATP各線が公式媒体で伝えている13日の運行予定をお伝えします。

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地下鉄の運行予定

1・14号線:終日全線通常運行。

4・7号線:6時30分〜9時と17〜20時のみ全線3本に1本の間引き運転し、それ以外は運休。

8号線:6時30分〜9時と17〜20時のみCréteil Pointe du LacとReuilly-Diderot間を3本に1本の間引き運転し、それ以外は運休。

9号線:6時30分〜9時と17〜20時のみPont de SèvresとFranklin D. Roosevelt間を4本に1本の間引き運転し、それ以外は運休。

2・3・3bis・5・6・7bis・10・11・12・13号線:終日全線運休。

RATP担当区間のRER線の運行予定

RER A線:6時30分〜9時と17〜20時のみ3本に1本の間引き運転し、それ以外は運休。

RER B線:Gare du Nord以南とSaint-RémyまたはRobinson間は、6時30分〜9時と17〜20時のみ5本に1本の間引き運転し、それ以外は運休。トランシリアン(Transilien)が担っているGare du Nord以北シャルル・ド・ゴール空港方面など含むB線区間と、Gare du Nordを通りパリ市内含むRER B線RATP担当区間への直通運転はなし。

今回トランシリアンを運営するフランス国鉄(SNCF)はストライキを実施しないものの、Gare du Nord以北のトランシリアン担当RER B線区間は、終日2本に1本の間引き運転。そのためシャルル・ド・ゴール空港方面に列車で向かう場合は、Gare du Nordで乗り換えが必須。

なおSNCFはストライキを実施しないため、RER C・D・E線といったトランシリアンは、終日全線通常運行されます。

トラムの運行予定

T3b・T5号線:2本に1本の間引き運転。

T1・T2・Tt3a・T6・T7・T8号線:6時30分〜9時および17〜20時のみ3本に1本の間引き運転し、それ以外は運休。

RATP担当区間のバスの運行予定

3本に1本の間引き運転。

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今回のストライキは、「前日12日18時から影響が出始め、混乱はストライキ翌日14日の7時までに及ぶ」と報じている現地メディアもあります。地下鉄はじめ各公共交通手段の最新情報はRATP公式サイト、および各Twitterアカウント(RER A線RER B線)なども、併せてご確認ください。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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