トップ > ヨーロッパ > フランス > パリ特派員 > カンヌにお坊さん歩く 富田克也監督『典座 -TENZO-』上演

フランスフランス/パリ特派員ブログ

カンヌにお坊さん歩く 富田克也監督『典座 -TENZO-』上演

カテゴリー:イベント・行事・お祭り / エンターテイメント・音楽・ショー / 文化・芸術・美術 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2019年5月21日

PYK_1768.jpg


地中海のビーチとお坊さん。今年のカンヌ国際映画祭では、そんな組み合わせを見ることができました。「批評家週間」に全国曹洞宗青年会が企画した映画『典座 -TENZO-』が出品され、5月20日にカンヌでのお披露目があったからです。その上映会に行ってきました。

PYK_1665.jpg


内容は見てのお楽しみですが、とにかく私が感じたのは「お坊さんも一人の人間だ」ということ。「お坊さんだからちゃんとしないといけない」のは確かなのですが、それと同じくらい「お坊さんも考え悩む人間である」ということが描かれていました。「その考え悩むお坊さん」の思いに対して、ナレーション的に挿入される曹洞宗の尼僧・青山俊董さん穏やかな語り口が、作品をさらに引き立てています。上映の最後は観客の拍手で終わりました。


PYK_1683.jpg


上映を終えた後はビーチ沿いの道を歩いて、記者会見の会場であるカンヌ国際映画祭の敷地内にある日本ブースへ移動します。目の前にはカンヌのビーチ。そこに袈裟を着たお坊さんという、とても良いコントラストになっていました。


PYK_1720.jpg


今回の作品を撮った富田監督は、主演の河口智賢さんと従兄弟同士です。記者会見では、身内らしく打ち解けた会話が時折出たり、終始和やかな雰囲気でした。


担当者によると『典座 -TENZO-』はフランスでも公開予定とのこと。フランスは弟子丸泰仙さんという僧侶が60年代後半に曹洞禅の坐禅というものを広め始めたという土壌があります。その結果、現在ではその芽が大きく育ち、各地でたくさんの実をつけています。同作がフランスで公開されても、興味を持つ人は多いのではないでしょうか。


さて、記者会見の後は、精進料理を使ったカクテルパーティーへ。肉や乳製品などを一切使わないビーガンのタパスが出され、招待された映画関係者も舌鼓を打っていました。


PYK_1780.jpg


カクテルパーティーの会場には、地中海を前にして袈裟姿のお坊さんとフランス人映画関係者が談笑するという、なかなか見ることができない光景が広がりました。文化が出会い、お互いの理解があり、そこから新しいものが生まれていく。この日もそんな景色が広がっていました。


フランス関連の速報と今のフランスの様子はTwitter(@arukikataparis)から、フランス国内外の取材写真はInstagram(@katoyukinobu)よりお知らせしています。『地球の歩き方』本誌およびフランス/パリ特派員ブログとあわせてチェック!

にほんブログ村 旅行ブログ フランス旅行へ

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。

加藤 亨延

フランス・パリ特派員の加藤 亨延が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

おすすめ記事

いっしょに読みたい 関連記事

最近の画像

画像一覧へ

カテゴリーから記事を探す

月別記事一覧

特派員プロフィール

フランスフランス/パリ特派員
名前:加藤 亨延

加藤 亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。日・仏・英の比較文化が専門。ロンドンにて公共政策学修士を修めた後、日本で雑誌記者として活動する。2009年よりパリ在住。取材経験はカンヌ国際映画祭、パリ同時多発テロ事件、ブリュッセル連続テロ事件、ニーステロ事件、仏大統領選など。欧州を中心に約60カ国800都市に渡航経験あり。仏外務省が発給する記者証所持。元ANNパリ支局勤務。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。お仕事などのお問い合わせはこちら、またはメールにて。
Twitter
Instagram DISQUS ID @arukikataparis

パリ特派員トップにもどる

その他のフランスの特派員

パリを旅する

その他のエリアから探す

特派員募集中!

日本国内、海外を問わず特派員は随時募集しております。ご興味のある方はぜひご応募を!

パリ特派員トップにもどる

トップ > ヨーロッパ > フランス > パリ特派員 > カンヌにお坊さん歩く 富田克也監督『典座 -TENZO-』上演

PC版で表示

運営会社と個人情報保護について